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アイオリス Aiolis

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

アイオリス
Aiolis

小アジア西岸の古代ギリシア植民地中,最北の地域。現トルコ領。まず前 1130~1000年アイオリス方言を語るギリシア人ボイオチア,テッサリアを出てレスボス島テネドス島およびトロイとイオニアの間の小アジア本土へ植民。さらに第2群が前7世紀に進出した。前6世紀末ダレイオス1世はアイオリスをアケメネス朝ペルシア帝国のサトラップ領 (属州) の一つとした。

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世界大百科事典 第2版の解説

アイオリス【Aiolis】

小アジア西岸に植民した古代ギリシア人の中の北部のグループが定住した地域。ヘレスポントス(ダーダネルス海峡)の入口からヘルモス河口までにおよぶが,言語的・民族的な単位であって地理的単位ではない。前2千年紀の末にボイオティアおよびテッサリア出身のアイオリス人が最初にレスボス島に定住し,次いでテネドス,さらに東・南沿岸に伸びていった。キュメ,ラリッサ,テムノス,ピタネ,アイガイ,スミュルナなどが主要なポリスである。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

アイオリス
あいおりす
Aiolis

古代にアイオリス方言のギリシア人が移住した小アジア北西部の地域。現在はトルコ領。南はスミルナを含んだが、スミルナがイオニア領となってからは、ヘルモス川から北はケブレネーまでの地域を含んだ。紀元前7世紀ごろにはトロアス地方にまで広がった。狭義にはギリシアのサモス島の対岸地域、キメーなどの12ポリス(都市国家)の領域をさす。12ポリスの祭祀(さいし)の中心はグリネイオンのアポロン神殿であった。ヘロドトスは、この地は肥沃(ひよく)だと伝えている。[古山正人]

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