翻訳|ice show
氷上で行われるショー。正規のフィギュア・スケートを中心に、ジャズダンスや民族舞踊から振付けした群舞を織り交ぜ、合間をコミカルな曲技や動物の演技などでつなぐ。1936年ごろアメリカで始まり、舞台のショー同様に、衣装、装置、音響、照明効果を交えて演出してみせたのはジョン・ハリスである。「ホリデー・オン・アイス」と称し、1938年にオリンピック優勝者のソニア・ヘニーSonja Henie(1912―1969)が参加、「銀盤の女王」とうたわれ、人気を決定的にした。日本でも1951年(昭和26)東京の後楽園アイスパレスで紹介された。1978年には日本のアイス・ショー「ビバ・アイス・ワールド」が福原美和(みわ)、佐野稔(みのる)(ともに元オリンピック選手)などを中心に誕生した。
[石井恒男]