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アオイガイ アオイガイArgonauta argo; paper nautilus

4件 の用語解説(アオイガイの意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

アオイガイ
アオイガイ
Argonauta argo; paper nautilus

軟体動物門頭足綱アオイガイ科。雌だけにみられる殻をさす名で,軟体に対してはカイダコという。雌は全長 30cmぐらいになり,いわゆるタコ形であるが,第1腕は広く膜状に広がり,そこから石灰を分泌してアオイの葉形の薄くて白い殻をつくり,軟体をその中に納める。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

アオイガイ

浮遊性のタコの仲間で、殻の中の軟体部をカイダコと呼ぶ。メスだけが分泌液で薄いプラスチックのような殻をつくり、中で卵を産んで孵化(ふか)するまで育てる。2個の殻の口を向かい合わせるとアオイの葉のようなハート形になることから、名付けられた。

(2013-09-02 朝日新聞 朝刊 福岡 1地方)

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百科事典マイペディアの解説

アオイガイ

動物体はカイダコとも。アオイガイ科。暖流域にすむ浮遊性のタコで,雌は体長30cm,体表は赤褐色。変形した第1腕からアオイの葉形のプラスチック製のような白色の貝殻を分泌し,この中で卵を産む。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

アオイガイ
あおいがい / 葵貝
paper nautilus
[学]Argonauta argo

軟体動物門頭足綱アオイガイ科のタコ。和名は、雌が分泌する卵哺育(ほいく)用の殻の外形が、2個あわせるとアオイの葉形になることに由来する。動物体をさすときはカイダコという。雄は小さく、1.5センチメートルぐらいで殻をもたない。雌は全長30センチメートルぐらいで、扇形に変形した第1腕から、後端を多少巻き込んだ白色で舟形の殻を分泌し、その中に体を収めている。殻の大きいものは25センチメートルぐらいで、殻表には細かい放射状肋(ろく)があって、竜骨部は狭く黒みを帯びる。殻口は狭い卵形で、雌は自由に出入りできるが、殻を放棄することはなく、卵はこの中に産む。雄が交接の際、精莢(せいきょう)をつけた交接腕を雌の外套腔(がいとうこう)内で切り離し遺留してくる形式は、近縁のアミダコと同様である。本種は世界の温帯、熱帯の海洋の表層近くで浮遊生活をする。冬季の日本海沿岸には季節風のため大群が打ち上げられることがある。[奥谷喬司]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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