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アジタ アジタ Ajita Kesakambalin(Kesakambala)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

アジタ
アジタ
Ajita Kesakambalin(Kesakambala)

前6~5世紀頃のインド思想家六師外道の一人。唯物論,快楽論を説いた。彼によると地水火風の4元素のみが真の実在であり,これらの元素が存在し活動する場所として虚空の存在を認めた。人間はこれらの4元素から構成されていて,死ねば人間を構成している地は地の,水は水の,風は風の集合に,もろもろの器官の能力は虚空に帰する。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

アジタ
あじた
Ajita Kesakambalin

紀元前6~前5世紀、仏教興起時代のインドの思想家。六師外道(ろくしげどう)の一人。唯物論的な説を唱えた。それによれば、人間は地、水、火、風の四元素からなり、死ねば独立の実在であるそれぞれの元素の集まりに還元される。死後、人間は空無となり、霊魂も存在しない。この世で行った善・悪の果報もなく、輪廻(りんね)もない。したがって、道徳も宗教も必要がない、と主張した。[宮元啓一]

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世界大百科事典内のアジタの言及

【弥勒信仰】より

…カルキは未来において人間の寿命が23歳となった末世に,この世に出現して人々を救済すると説かれていた。また弥勒は別称アジタとよばれるバラモンの弟子だとする説もある。本来アジタと弥勒(マイトレーヤ)は別々の存在であったのが,同一視されるようになったという。…

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