アファル低地(読み)アファルていち(英語表記)Afar Depression

世界大百科事典 第2版の解説

アファルていち【アファル低地 Afar Depression】

エチオピア北東部で,紅海アデン湾アフリカ大地溝帯の三つが会合する所に位置し,エチオピア台地,ソマリア台地と紅海で囲まれた1辺500kmほどの三角形の陸地。陸上にありながら海底地殻の性質を示す特異な地域である。熱帯にあるうえ,海洋から吹く湿った風が周囲の台地によってさえぎられているので,いちじるしく乾燥して暑く,大部分は砂漠やサバンナとなっている。人間や動植物は少ない。それでも,アデン湾と紅海のつなぎ目に面する町ジブチは航路上の要地,エチオピアからの輸出港として栄え,32万の人口を有する。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

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