アメリカ原子力委員会(読み)アメリカげんしりょくいいんかい

百科事典マイペディア「アメリカ原子力委員会」の解説

アメリカ原子力委員会【アメリカげんしりょくいいんかい】

Atomic Energy Commission,略称AEC。軍事・平和両面にわたって原子力行政を管理する強大な米国政府機関。大統領に直属し,任期5年の委員5名からなり,兵器,実験,研究開発,企画生産,広報,国際協力などを受け持つ多くの部局と委員会,審議会をもち,ブルックヘブン,アルゴンヌオーク・リッジなどの国立研究所,ハンフォード,オーク・リッジ,サバンナ・リバーなどの工場を所有,管理している。1946年D.E.リリエンソールを初代委員長として設立され,多くの国々の同様機関の先例となった。1975年にERDA(Energy Research and Development Administration,エネルギー研究開発局)とNRC(Nuclear Regulatory Commission,原子力規制委員会)に改組される。原子力規制委員会の委員は大統領によって指名され議会上院の同意を得て任命される。規制業務の主要範囲は,原子炉・核物質・核廃棄物である。NRCは2011年3月に起こった福島第一原発事故に関しても積極的に提言した。現在の委員長は物理学者のグレゴリー・ヤツコ。→原子力委員会原子力安全委員会
→関連項目オーク・リッジバルーク案

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典「アメリカ原子力委員会」の解説

アメリカ原子力委員会
アメリカげんしりょくいいんかい
Atomic Energy Commission (USA); AEC

原子力事業の文管理を目的として制定されたアメリカ原子力法 (1946) に基づいて,1946年 12月 31日に創設された連邦政府行政機関。・民の原子力研究の促進,原子力関係の情報管理,放射性物質の生産・所有・管理などにあたった。しかし,70年代初めから原子力発電所建設への反対運動が強まってきたことなどもあり,75年1月 19日に,安全規制を受持つ原子力規制委員会 Nuclear Regulatory Commission (NRC)と,開発を担当するエネルギー研究開発局 (のちにエネルギー省吸収) とに二分された。

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