アリストロキア

百科事典マイペディアの解説

アリストロキア

世界の温帯から熱帯に300種ほどが分布する,ウマノスズクサ科のつる植物。珍奇な花が咲くので中南米産の数種が温室装飾用に栽培される。パイプカズラはブラジル原産で,花に不快な臭気があり,伸びた葉腋に1花をつける。花色は白色地に紫の複雑な斑紋が入る。花弁はなく,花弁状に見えるのは,萼の変化したもの。実生(みしょう)およびさし木でふやす。

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世界大百科事典 第2版の解説

アリストロキア【birthwort】

ウマノスズクサ科の熱帯や温帯に産する多年生のつる性植物で,日本にもウマノスズクサをはじめ8種が自生する。ヨーロッパ産のA.clematitisは安産の薬効があると信じられ,ためにbirthwortと呼ばれる。また学名もaristos(最善)+locheia(出産)の意味である。アリストロキアと称して観賞用に栽培されるのはおもに熱帯性のつる性のもので,特異な形体と色彩を有する花を観賞する。葉は緑色で互生し,心臓形・広卵形・長披針形などになる。

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世界大百科事典内のアリストロキアの言及

【ウマノスズクサ(馬の鈴草)】より

…薬用にもされるウマノスズクサ科の無毛の多年生つる草本(イラスト)。草質のつるは長さ2~3mになり,上部でよく分枝する。葉は互生し,三角状狭卵形で,葉身基部はやや耳状に広がり,長さ3~8cm,基部から5~7本の葉脈が出て,葉柄がある。夏~秋にかけ,葉腋(ようえき)に紫色を帯びた筒状の花被におおわれた花を,1個ずつつける。花被の基部は球状にふくれ,上部はらっぱ状になり,長さ5~6cm,内に6本のおしべを有する。…

※「アリストロキア」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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