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アリモドキゾウムシ(英語表記)Cylas formicarius

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

アリモドキゾウムシ
Cylas formicarius

鞘翅目ミツギリゾウムシ科。体長 6.5mm。体は細長く,全体に光沢があり,一見アリに似る。頭部は黒色で細く伸びる。前胸は赤褐色で,前半が球形にふくらみ,中央よりうしろで強くくびれる。上翅は青藍色で長卵形。触角や肢は赤褐色。サツマイモの大害虫で,熱帯全域に広く分布し,日本では南西諸島に産する。

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世界大百科事典 第2版の解説

アリモドキゾウムシ【Cylas formicarius】

甲虫目ミツギリゾウムシ科の昆虫(イラスト)。サツマイモの害虫として恐れられており,英名ではsweet potato root‐borerまたはsweet potato weevilという。東南アジアが原産地といわれるが,今日では世界の熱帯地方に広く分布し大きな被害を与えている。日本では1910年ごろ,すでに沖縄に分布していたが,南西諸島をしだいに北上し,65年には薩摩半島の南端で発生が確認されている。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

アリモドキゾウムシ
ありもどきぞうむし / 擬蟻象鼻虫
sweetpotato weevil
[学]Cylas formicarius

昆虫綱甲虫目ミツギリゾウムシ科に属する昆虫。南西諸島や小笠原(おがさわら)諸島のほか、熱帯地域に広く分布するサツマイモの大害虫。南九州に発生の記録があるが、定着していないらしい。黒褐色で前・中胸、触角、脚(あし)は赤褐色。上ばねは青藍(せいらん)色に光る。細長くて後体部はやや膨れ、アリに似ている。成虫、幼虫ともサツマイモのいもやつるに食い入り、海浜のグンバイヒルガオなどにもつく。いもは、この虫が食い入ると味が苦くなり、不快なにおいがして食用にならなくなる。[中根猛彦]

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