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アルストロメリア Alstroemeria; lily-of-the-Incas; Peruvian lily

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

アルストロメリア
Alstroemeria; lily-of-the-Incas; Peruvian lily

アルストロメリア科アルストロメリア (ユリズイセン) 属の総称。南アメリカに約 50種が分布する。花被片は 6枚あり,内側の 3枚 (内花被) に暗色の条斑 (じょうはん) がつくが,育種の結果,花被片に条斑のないものも生まれている。披針形の葉が互生。葉柄がねじれていて,しばしば葉裏が上を向く。白色,桃色,赤色,橙色,黄色,複色など多彩な花色がある。チリ原産のいくつかの種を中心に育種が進み,切り花や鉢花として利用されている。花もちや水揚げがよいため切り花としては特に人気が高く,周年流通している。高温多湿を嫌う種類が多いが,ユリズイセン A.pulchella などの耐暑性の強いものは地植えでも楽しめる。

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百科事典マイペディアの解説

アルストロメリア

ユリズイセンとも。南アメリカ原産のユリズイセン科の多年生単子葉植物で,約60種がある。原産地の多様な環境に適応して,種によって高さ10cmほどのものから2mになるものまであり,地下茎をのばすものや貯蔵根をつくるものもある。葉は互生し,柄がねじれて表裏反転していることが多い。花は茎の先に単生または叢生し,ふつう内花被に斑点のある美しい花を咲かせる。園芸的に多用されるのは,このような野生種をもとにオランダで改良された四季咲性の交雑品種で,白,黄,桃,赤,紫紅の各色があり,切花としての需要が高い。

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大辞林 第三版の解説

アルストロメリア【Alstromeria】

ヒガンバナ科の球根植物。ブラジル原産。切り花・花壇用。六月頃、茎頂に暗赤色で内面に斑点のある筒状花を散形につける。百合水仙。オキハナビ。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

アルストロメリア
あるすとろめりあ
[学]Alstroemeria L.

ヒガンバナ科の球根草。南アメリカ原産。ユリズイセンともいう。鉛筆大の細長い肉質の塊茎を数十本つけるものや、地下茎を出してその先に新球をつける性質のものもあり、種類が多い。秋植えですぐ出葉し、細長くよじれながら出てくる。花茎は早春に伸長、6月に0.7~1メートルとなり、先端に、径2~3センチメートルの筒状の花を10個ほど散形状につける。切り花、花壇用によくつくられる。キバナユリズイセンA. aurantiaca、オレンジキング、リグツハイブリダA. ligtu Hy.などがよくつくられる。近年は種間雑種などによる優秀な園芸品種がヨーロッパから導入され、濃赤、淡桃、黄、白、複色など、色彩も豊富で、優秀な品種がある。これらの園芸品種は夏季休眠せず、四季咲きとなる性質をもつ品種もあり、寒冷地ではよくできるが、暖地ではむずかしい。暖地での栽培種としては一季咲きのリグツハイブリダ、ドクターサルター、あるいは日本でこれらの系統から改良された品種が適する。これらは9月に定植すると地下茎を3~4本伸ばし、その先に新球をつくりながら開花するので、開花後に休眠させ分球して殖(ふ)やすこともできる。定植は日当りと排水のよい所がよい。[魚躬詔一]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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