アルテミス神殿(読み)アルテミスシンデン

デジタル大辞泉 「アルテミス神殿」の意味・読み・例文・類語

アルテミス‐しんでん【アルテミス神殿】

Artemis Tapınağıトルコ西部の町セルチュク(古代都市エフェソス)にあった神殿。紀元前6世紀半ば、豊穣の神アルテミスを祭る神殿として建造アテネパルテノン神殿の倍近くの規模を誇り、その壮麗さから古代世界七不思議一つに数えられた。ギリシャの歴史家ストラボンは、7回破壊され7回再建されたと記している。現在は復元された柱が1本だけ立っている。

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世界の観光地名がわかる事典 「アルテミス神殿」の解説

アルテミスしんでん【アルテミス神殿】

トルコ西部地中海沿岸にある貿易都市エフェス(「エフェソス」ともいう)に築かれた巨大な神殿。豊かな財政パトロン援護により、紀元前7世紀頃から120年の歳月をかけて建築された、総大理石による世界最古の神殿でもある。◇アルテミスは、ギリシア神話に登場する月の女神で、古代アナトリア地方では豊穣の女神としてあがめられ、当時は、小アジア全域で信仰されていたという。紀元前356年の放火全焼して以来、修復されるたびに他民族の侵入によって、7回崩れ落ちて7度直されたといわれ、古代七不思議の一つとされる。以後、再建の際には、アテネのパルテノン神殿に対抗した大規模な改修が行われ、奥行60m、幅120m、高さ19mの129本の柱に囲まれた神殿は、パルテノンの4倍もの大きさがあったといわれている。

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