きらり(読み)キラリ

デジタル大辞泉 「きらり」の意味・読み・例文・類語

きらり

[副]一瞬、鋭く光を放つさま。「涙がきらりと光る」「彼には何かきらりと光るものを感じる」
[補説]人工衛星別項。→きらり
[類語]ぴかっとぴかりぴかぴかきらきらぎらりぎらぎらてかてかてらてらちらちらちかちかまばゆいまぶしいくら目眩めくるめ明明あかあか明明めいめい燦燦さんさん燦然さんぜん皎皎こうこう煌煌こうこう耿耿こうこう燦爛さんらん爛爛らんらん

きらり[人工衛星]

JAXAジャクサ宇宙航空研究開発機構)の光衛星間通信実験衛星OICETSオイセッツ愛称。平成17年(2005)8月にカザフスタンバイコヌール宇宙基地から小型科学衛星れいめいとともにピギーバック衛星として打ち上げられた。低軌道をとる同衛星と静止軌道をとるESA欧州宇宙機関)のデータ中継衛星ARTEMISアルテミスとの間で、距離数万キロメートルを隔ててレーザー光による光通信世界で初めて成功した。

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精選版 日本国語大辞典 「きらり」の意味・読み・例文・類語

きらり

  1. 〘 副詞 〙 ( 多く「と」を伴って用いる )
  2. 美しく、または鋭く光り輝くさまを表わす語。ぴかり。
    1. [初出の実例]「御目をきらりと見あげておはしましたりけるが」(出典:愚管抄(1220)四)
    2. 「発を開たほどに、匕首が、きらりと見へたぞ」(出典:史記抄(1477)一二)
  3. 物事が明らかになるさま、はっきりするさまを表わす語。
    1. [初出の実例]「是てきらりときこへたぞ」(出典:史記抄(1477)三)

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