日本大百科全書(ニッポニカ) の解説 アンティオキア(コロンビア)あんてぃおきあAntioquia 南アメリカ、コロンビア中西部の県。コルディエラ・セントラル山脈の北部とカウカ川の中流域を占める。面積6万3612平方キロメートル、人口530万(1999推計)。県庁所在地はメデリン(現地ではメデジン)。コロンビア最大の生産県で、コーヒー、トウモロコシ、綿花、大豆、サトウキビ、バナナ、果樹の栽培が、河谷から3000メートルを超す山地の斜面を利用して発達している。農牧業と鉱産物の集散・加工によって発展した中心都市メデリンは同国最大の商工業都市で、カウカ川の船運と、鉄道、幹線道路でカリブ海の港市に連絡している。[山本正三] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例