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イェーガー Jæger, Hans Henrik

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

イェーガー
Jæger, Hans Henrik

[生]1854.9.2. ドランメン
[没]1910.2.8. クリスチャニア(現オスロ)
ノルウェーの小説家。若いボヘミアン作家の指導者で,アナーキーな反抗,性の解放,自然主義文学の主張などで社会を震撼させた。代表作は『クリスチャニアのボヘミアン』 Fra Kristiania-Bohêmen (1885) 。これは発禁になり,著者が 60日間投獄されたことでかえって大きな反響を呼び,文壇を二分する文学論争を巻起した。出獄後はおもにフランスで過したが病気がちで,あまりみるべき作がない。

イェーガー
Jäger, Werner

[生]1888
[没]1961
ドイツ生れのアメリカの古典文献学者,哲学者,アリストテレス研究家。 1914~15年バーゼル,15~21年キール,21~36年ベルリン各大学教授を経て,ナチスの圧迫を逃れてアメリカに渡り,シカゴ,ハーバードの各大学で教えた。主著"Aristoteles,Grundlegung einer Geschichte seiner Entwicklung" (1923) ,"Paideia,die Forschung des griechischen Menschen" (34) 。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

イェーガー
いぇーがー
Werner Wilhelm Jger
(1888―1961)

ドイツの古典文献学者。バーゼル(1914)、キール(1915~1921)、ベルリン(1921~1936)の各大学で教えた。ナチスのドイツ征覇後、1936年アメリカに渡り、シカゴ、ハーバード両大学で教えた。最初の著作『アリストテレス形而上(けいじじょう)学成立史の研究』(1912)では、『形而上学』が時期を異にする数段階の諸論稿の集成であることを論証し、主著『アリストテレス――その発展史の基礎づけ』(1923)では、この研究を倫理学、政治学、自然学の領域にも広げ、アリストテレスの哲学が初期著作断片にみられるプラトン主義から脱皮してアリストテレス固有の哲学にしだいに展開していく過程を克明にたどった。この発展史的研究は、その後長くほぼ1950年代に至るまでのアリストテレス研究の動向を支配したが、今日ではこれを批判または修正する見解もある。ほかにギリシア的教養の成立とそのキリスト教古代への継承に関する優れた業績を残し、ヒューマニズムの理想を説いて大きな影響を与えた。[加藤信朗]

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