コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

イナウ

デジタル大辞泉の解説

イナウ

アイヌ語》アイヌの宗教儀礼に用いる木製幣帛(へいはく)。皮を取り去った柳などの小枝を削りかけの状態にしたもので、捧げる神によって種々の形がある。イナオ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典 第2版の解説

イナウ【inaw】

アイヌの祭具。柳,ミズキなどを削掛け状にしたもので,イナウ作りは男の大切な仕事とされ,これを捧げて神々をまつる。本来は魔神を脅すための棒であったとも考えられる。捧げる神や時と場所により,材料や形が異なり,本数や組合せも用途によって多様である。【蛸島 直】

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

大辞林 第三版の解説

イナウ

〔アイヌ語〕
アイヌの神事に用いる木製の幣束。柳やミズキなどの棒を皮つきのまま、あるいは皮を取り去って切り込みを入れたり、削りかけをつけたりしたもの。役割は日本の幣ぬさに類似する。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

世界大百科事典内のイナウの言及

【花】より

…もとは〈削りかけ〉とか〈削り花〉と呼ばれるもので,木の枝の表面を小刀で薄く削りかけると,枝の先にちぢれた薄片が花びらのようにつく。これを神霊の依代にしたのが初めらしく,アイヌのイナウがその古形をとどめている。この削りかけがもとになって棒の先に紙の御幣をつけた玉串(たまぐし)と,造花がつくられるようになった。…

※「イナウ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

イナウの関連キーワードリッター(Johann Wilhelm Ritter)ハーン(Otto Hahn)アイヌ語/おもな語彙と実用例L. シュテルンベルグハンターワディー王宮イターロ カルビーノ飛騨屋久兵衛(初代)ホールズクリークシュテルンベルグペキノロジストグリム兄弟の家グリム(兄弟)ポリテークニコメルヘン街道ビットリーニシュタイナウトリーペルゴベッティ3月24日レイナウド

今日のキーワード

ムガベ大統領

1924年、英植民地の南ローデシア(現ジンバブエ)生まれ。解放闘争に参加し、80年にジンバブエを独立に導いた。同年から首相、87年から大統領として実権を握り続けた。2000年以降は白人農場主の農園を強...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android