コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

采配 さいはい

6件 の用語解説(采配の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

采配
さいはい

采幣,采牌,再拝とも書く。持主が部隊の指揮官であることを示す目印の一つ。日本では 16世紀から幕末まで使われた。最も一般的なものは,白紙を細く切って房にし,柄につけたものである。これを振って指揮した。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉の解説

さい‐はい【采配/采幣】

紙の幣(しで)の一種。昔、戦場で大将が手に持ち、士卒を指揮するために振った道具。厚紙を細長く切って作った総(ふさ)を木や竹の柄につけたもの。色は白・朱・金・銀など。
指図。指揮。「―をとる」
《形が1に似ているところから》はたき。ちりはらい。

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

百科事典マイペディアの解説

采配【さいはい】

再拝,采幣,采牌とも書く。日本の指揮用具の一つ。白紙(または銀紙,朱紙,金紙など)を細く切って束ね総(ふさ)をつくりそれに柄をつけたもの。16世紀以来広く軍陣で用いられ,大将がこれを打ち振って士卒を指揮した。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. ご提供する『百科事典マイペディア』は2010年5月に編集・制作したものです

世界大百科事典 第2版の解説

さいはい【采配】

日本の指揮用具の一つ。再拝,采幣,采牌などとも書くが,いずれもあて字である。古く放鷹(ほうよう)にあたってタカの指揮に用いる切り裂き紙をたばねた竿(さお)を〈ざい〉といい,また犬追物(いぬおうもの)の合図にも神供の幣を用いて〈再拝〉といった。しかし16世紀以来ひろく軍陣にも使用して,遠近の部下に司令を示す指揮用具となり,軍神を勧請(かんじよう)して主将の料とされ,軍功によって手兵を授けられた部将にも使用が許可された。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

大辞林 第三版の解説

さいはい【采配】

武将が士卒の指揮に用いた具。白紙や朱塗り、箔はく置きなどをした犬の革などを細長い短冊状に切り、柄の先につけたもの。
指図。指揮。 「 -をとる」 「 -を任される」
[句項目]

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

采配
さいはい

軍勢の進退を指揮するため、大将以下将帥の持った用具。30センチメートル程度の柄(え)の先に、幅1.2センチメートルほどに細長く裂いた白紙や、白熊(はぐま)の毛などを束ねて取り付けたもの。近世初期のものは粗末な製作であるが、後世は、金銀箔(はく)押し、朱塗りに、柄も塗りとし金具をつけた豪華な製作がある。その始源は、鷹狩(たかがり)の鷹匠、射術の検見(けみ)役などが合図に振る「麾(ざい)」や、禅僧の威儀具の「払子(ほっす)」などに由来するものとされる。軍陣での所用の古い例は、『平治(へいじ)物語絵巻』(原本は伝わらず模本)待賢門合戦の条に(はぐま)(白熊)の毛の采配がある。しかし、それ以後、戦国時代に至るまでは、確実な使用例はない。近世中ごろには当世具足の胸部に打った環を、「采配付けの環」と称しているから、近世初期までには広く普及していたのである。また江戸初期作製の本多忠勝(ただかつ)や黒田長政(ながまさ)らの甲冑(かっちゅう)着用の肖像画にも采配を持った姿が描かれている。指揮具としてよりも威儀の具であったとも思われる。[齋藤愼一]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

采配の関連キーワード四王武井侮・不・侮・分・奉・撫・武・歩・無・舞・蕪・誣・部武役務・夢・武・無・矛・霧武力攻撃武庫川町武佐武西

今日のキーワード

プレミアムフライデー

経済産業省と日本経済団体連合会などの経済界の団体が個人消費を喚起するため、毎月末の金曜日に午後3時をめどに仕事を終えるよう企業に対応を呼びかけるキャンペーンの名称。2016年12月12日、政府と経済界...

続きを読む

コトバンク for iPhone

采配の関連情報