イヌコリヤナギ(読み)いぬこりやなぎ

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

イヌコリヤナギ
いぬこりやなぎ / 犬行李柳
[学]Salix integra Thunb.

ヤナギ科の落葉低木。雌雄異株。冬芽の鱗片(りんぺん)は1枚で深帽状。葉は対生ないし互生で長楕円(ちょうだえん)形無毛、表面は緑色で裏面は帯白色、短柄をもつか、ほぼ無柄。先は円ないしやや鋭頭、基部は円または浅心形、縁(へり)に細鋸歯(さいきょし)があるか、またはない。春から初夏にかけて、葉が出る前に長さ2~3センチメートルの花穂を出す。包葉は上半部は黒色で残存性。花は腹腺(ふくせん)体1個。雄しべは2本、花糸は合生して1本となっている。子房は白色の短毛が密生し、花柱は短く、柱頭は2個あり、それぞれ2裂する。日本全土、朝鮮に分布し、水辺を好む。名は、コリヤナギに似ているが無用なのでいう。[菅谷貞男]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典内のイヌコリヤナギの言及

【コリヤナギ】より

…バスケット,果物かご,いすなどをつくるほか切花にもする。なお近縁のイヌコリヤナギS.integra Thunb.が日本にも野生するが,こうりは作らず切花にする程度である。【星川 清親】。…

※「イヌコリヤナギ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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