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イリス Iris

翻訳|Iris

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

イリス
Iris

ギリシア神話の虹の女神。海神ポントスの息子の一人タウマスが,オケアノスの娘エレクトラと結婚してもうけた娘で,旋風を人格化した無気味な女怪のハルピュイアイと姉妹の間柄にある。オリュンポスの神々の仲間入りをし,ヘルメスとともに,神々ことにゼウスとヘラの意志を地上の人間に伝える使者の役を果すと信じられた。

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百科事典マイペディアの解説

イリス

ギリシア神話の虹の女神。天と地を結ぶ神々の使者。有翼,杖を持った姿で表されることが多い。アルカイオスによれば,エロスとのあいだに風神ゼフュロスを産んだという。
→関連項目エレクトラ

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世界大百科事典 第2版の解説

イリス【Iris】

ギリシア神話の虹(にじ)の女神,また神々(とりわけゼウスの妃ヘラ)の使者。美術作品では,通例,使者のつえを手にし,有翼の姿で表される。かつてパルテノン神殿の破風を飾っていた2体のイリス像が,大英博物館に展示されている。【水谷 智洋】

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大辞林 第三版の解説

イリス【Īris】

ギリシャ神話で、天地を結ぶ虹の女神。神々の使者。有翼の姿で表される。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

イリス
いりす
ris

ギリシア神話の虹(にじ)の女神。タウマスとエレクトラの娘で、ゼウスとヘラに仕えた。大地を結ぶ虹のイメージから神々の使者ともみなされ、虹色に染まる薄衣をまとった有翼の姿で描かれている。詩人アルカイオスは、エロスを生んだのはゼフィロス(西風)に愛されたこのイリスであるとしている。[小川正広]

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世界大百科事典内のイリスの言及

【アイリス】より

…アヤメ科アヤメ属Irisの植物で,北半球に分布し,約200種に及び,根茎または球根を有する多年草。アイリスと呼ばれて栽培しているものには,野生種と園芸グループがある。アイリスは園芸上,球根アイリスと根茎アイリスとに大きく2分類される。…

【虹】より

…プエブロ族は神話的祖先カチナたちが,毎年冬になると虹の橋を渡って降りてきて,彼らのあいだに滞在すると信じており,ナバホ族も,虹を神々の旅の通路と見なしている。ギリシア神話では虹は,イリスという名の女神で,神々の使者の役をつとめ,天地のあいだを往来する。旧約聖書には,神がノアと交わした,洪水を起こして人類と他の生物を滅ぼすことをもうしないという約束を覚えていることを示すために,雲間に出現させる〈契約〉のしるしであると記されている(《創世記》9:13)。…

※「イリス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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