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羽根のついた平たいボールを素手で打ち合うゲーム。ドイツのスポーツ教師クローンKarlhans Krohnが,1936年にブラジルの伝統的なゲーム〈ペテカpeteca〉にヒントを得て考案した。ペテカは,砂やおがくずを詰め込んだ円錐形の基体に大きな七面鳥の羽根3枚をつけて打ち合って遊ぶもの。その古い形態は,ボリビアのインディオがトウモロコシの葉を束ねて作ったボールであるという。インディアカは,70年以来盛んになった旧西ドイツのトリム運動(体力づくり運動)の中で取り上げられて発展。ゲームは,ふつう羽根を含めて高さ30cmほどのボールを素手で打ち合い,バレーボール式のラリーを行う。バドミントンのコートを使い,人数は4人対4人が一般的。バレーボールほど重くはないので危険度が少なく,比較的早く上達でき,運動量は十分あるのが特色である。日本では70年ころから紹介されて普及し,80年には日本インディアカ協会が設立され,全国大会や競技会も行われている。
執筆者:薗田 碩哉
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