ゲーム

精選版 日本国語大辞典 「ゲーム」の意味・読み・例文・類語

ゲーム

〘名〙 (game)
トランプなどの勝敗を争う遊び。遊戯
※美辞論稿(1893)一〇〈坪内逍遙〉「競技(ゲームス)勝者は」
白い朝(1938)〈豊島与志雄〉「二人はトランプをしてあそんでゐました。占ひめくりのやりっこや、子供らしいゲームです」
② (スポーツの)試合。競技。勝負
※松蘿玉液(1896)〈正岡子規〉七月二三日「彼れ攻め此れ防ぎ各々防ぐ事九度、攻むる事九度に及びて全勝負(ゲーム)終る」
③ 「ゲームセット」の略。
破戒(1906)〈島崎藤村〉五「敵方の揚げる『勝負有(ゲエム)』の声は、拍手の音に交って」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「ゲーム」の意味・読み・例文・類語

ゲーム(game)

遊びごと。遊戯。「ゲームコーナー」
競技。試合。勝負。「白熱したゲーム
テニスで、セットを構成する1試合。「先に二ゲームとったほうが勝ち」
ゲームセット」の略。
[類語](1遊戯遊びたわむすさ気晴らし慰み事娯楽遊技プレーレジャーレクリエーション/(2試合マッチ予選メーンイベント公式戦

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内のゲームの言及

【玩具】より

…具象形態の玩具は模倣願望を満足させながら,人間社会のできごと,約束ごと,人と人のふれ合いなどを遊びの中で反復し,より確かなものにしていく役割を果たしており,抽象形態の玩具は多角的に想像力を駆使し,工夫して遊びを生み出し発展させるという点で,創造力の開発に寄与しているといえる。1本の紐を輪にしたことから生まれるあやとりの無限の発展,一つの球体が生み出す数えきれぬほどのゲームや遊びがそれを証明している。模倣と創造,人間が成長していくうえで,人類が進歩していくうえで,欠くことのできぬ二つの要素が,きちんと玩具の機能の中にふまえられている。…

※「ゲーム」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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