イーストマン・コダック(読み)イーストマンコダック

百科事典マイペディア 「イーストマン・コダック」の意味・わかりやすい解説

イーストマン・コダック[会社]【イーストマンコダック】

世界最大の写真用品(フィルム・印画紙・処理剤など)メーカー。1880年米国ニューヨーク州ロチェスターでG.イーストマンが始めた写真乾板製造会社が前身。1892年イーストマン・コダック社を設立。1900年〈ブローニー・ボックスカメラ〉を1ドルで発表し一気に普及させた。その後,ロールフィルム,携帯用カメラ,シネコダック,コダカラー,インスタマチック・カメラなど新製品を相次いで開発。特に1963年に発売したインスタマチック・カメラは世界的に大ヒット。その後もインスタントカメラでは世界で最大手。化学品,AV機器,画像処理ソフトなども生産する。1994年,非映像分野の医療事業を売却したが,デジタル化への本格対応が遅れたことと,日本などの競争企業の米国市場への参入に押され経営不振に陥った。2012年1月,ニューヨーク地裁に連邦破産法適用申請,事実上倒産した。
→関連項目写真スーパーエイト8ミリ映画ロチェスター

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知恵蔵 「イーストマン・コダック」の解説

イーストマン・コダック

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