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ウバタマムシ

百科事典マイペディアの解説

ウバタマムシ

タマムシ科の甲虫の1種。体長35mm内外,にぶい真鍮(しんちゅう)色。幼虫は枯れた松材を食べ,成虫になるのに3年以上を要する。成虫は夏に多いが,一部は越冬する。
→関連項目タマムシ

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世界大百科事典 第2版の解説

ウバタマムシ【Chalcophora japonica】

甲虫目タマムシ科の昆虫(イラスト)。別名オバタマムシ。体長35mm内外。雌雄ともに背面は金銅色で上翅に暗色の隆起条がある。本種は俗にタマムシの雌といわれるが,まったくの別種である。本州から南に分布するが,奄美諸島や沖縄に生息するものは緑色を帯び,隆起条の間の点刻が密であることからアオウバタマムシと呼ばれ,本種の亜種として扱われている。また本州の紀伊半島,四国,九州から八重山諸島にかけて,本種に類似するサツマウバタマムシC.yunnanaが知られている。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ウバタマムシ
うばたまむし / 姥吉丁虫
[学]Chalcophora japonica

昆虫綱甲虫目タマムシ科に属する昆虫。本州、四国、九州および朝鮮半島、台湾、中国に分布し、奄美諸島(あまみしょとう)や琉球諸島(りゅうきゅうしょとう)には亜種アオウバタマムシを産する。体長24~40ミリメートル。体は長めの船形で、黒色で前胸背面と上ばねに光沢のある縦の隆起があるほか、点刻が多く、暗い銅色か金銅色を帯びる。沖縄の亜種は緑か赤銅色に光る。マツ林にすむ種で、夏に多い。幼虫は枯れたマツやその切り株に穴をあけてすむ。よく似たサツマウバタマムシは背面の隆起が平たく広がり、黒みが強く、暖地に多い。一般にウバタマムシは美しいタマムシの雌と思われていることがあるが、まったくの別物である。[中根猛彦]

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