コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

ウルカヌス ウルカヌスVulcanus

5件 の用語解説(ウルカヌスの意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ウルカヌス
ウルカヌス
Vulcanus

ギリシア神話のヘファイストスと同一視された古代イタリアの火の神。元来は,家の中央でかまどの火として祀られたウェスタに対し,火事や噴火の原因ともなる猛火を神格化した存在で,市の城壁の外で祀られ,外敵や悪霊などの侵入から市を守る働きをすると信じられた。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について | 情報

百科事典マイペディアの解説

ウルカヌス

ヘファイストス

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
百科事典マイペディアについて | 情報

大辞林 第三版の解説

ウルカヌス【Vulcanus】

ローマ神話の古い火の神。のち、ギリシャ神話のヘパイストスと同一視された。ムルキベル(火よけの神)とも称される。バルカン。

出典|三省堂
大辞林 第三版について | 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ウルカヌス
うるかぬす
Vulcnus

古代ローマの火神。ローマの守護神としての性格も備えていたらしいが、その名の由来は早くから不明とされている。その祝祭「ウルカナリア」Vulcnlia(8月23日)は、ローマでも最古の祭日に数えられており、ウルカヌス信仰はきわめて古くからあったと推察される。ウルカナルとよばれる祭祀(さいし)の場所がカピトルの丘の斜面にあったが、これはローマ建国のロムルス伝説ではかなり重要な役割をもった。しかしそこには神殿がなく、祭壇の設けられた「ウルカヌスの広場」と称される空き地であった。ウルカナリアの祭典について伝えられている唯一の儀式は、生きている魚を火中へ投ずるというもので、灼熱(しゃくねつ)の神として、8月の炎熱期と渇水期が重なる時節、つまり収穫期にとくに畏怖(いふ)されたとも考えられる。のちに、ギリシアのヘファイストスと同一視された。[伊藤照夫]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
日本大百科全書(ニッポニカ)について | 情報 凡例

世界大百科事典内のウルカヌスの言及

【火山】より

…エトナ山(ギリシア名アイトネ)そのものの名も,ヘファイストスの妻とされるシチリアのニンフ,アイトネAitnēに由来している。ヘファイストスはローマの火の神ウルカヌスVulcanusと同一視され,このウルカヌスが火山を意味する英語volcanoやフランス語volcanの語源となった。一方,火山から噴出する溶岩や火山弾は,しばしば怪物や巨蛇のイメージを生み,ギリシア神話においては,目から火を放ち燃える岩を投げつける怪物テュフォンとして結実した。…

【ヘファイストス】より

…ギリシア神話の火と鍛冶の神。ローマ神話のウルカヌスVulcanus(英語ではバルカンVulcan)にあたる。ホメロスによれば,ゼウスとその妃ヘラの子。…

※「ウルカヌス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
世界大百科事典 第2版について | 情報

今日のキーワード

百条委員会

地方自治体が議決により設置する特別委員会の一つ。名称は「地方自治法第100条」に基づく。百条委員会は、地方公共団体の事務に関する調査を行い、関係者への聞き取りや記録の提出を請求、拒否した者には罰則が科...

続きを読む

コトバンク for iPhone

ウルカヌスの関連情報