エファテ島(読み)エファテトウ(その他表記)Efate

デジタル大辞泉 「エファテ島」の意味・読み・例文・類語

エファテ‐とう〔‐タウ〕【エファテ島】

Efate南太平洋ニューヘブリディーズ諸島の島。フランス語名バーテ島。南西岸にバヌアツ首都ポートビラがある。火山島で、最高峰はマクドナルド山(標高671メートル)。ココヤシ・カカオコーヒープランテーションが広がり、マンガンなどの鉱石を産する。第二次大戦中、米軍基地が置かれた。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「エファテ島」の意味・わかりやすい解説

エファテ島
えふぁてとう
Efate

南太平洋、メラネシア、バヌアツ(ニュー・ヘブリデス諸島)の島。フランス語ではバーテ島Île Vatéという。東西41キロメートル、南北22キロメートル、面積914平方キロメートル。人口4万5047(1998)。最高峰はマクドナルドMacdonald山で、標高671メートル。火山島で、コプラ、カカオ、コーヒーのプランテーション農園があり、白人の農園経営者も多い。マンガン鉱も産出する。南西岸のビラは日本ではポート・ビラという名で知られ、バヌアツの首都で、北西岸のハバンナHavannahとともに良港である。

[大島襄二]

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改訂新版 世界大百科事典 「エファテ島」の意味・わかりやすい解説

エファテ[島]
Efate Island

南西太平洋,ニューヘブリデス諸島中部の島。面積915km2,人口3万1000(1989)。バヌアツ共和国の首都ビラ(人口2万9000,1999)があり,同国の政治経済・文化の中心。住民大半を占めるメラネシア人農業にも従事するが,旧植民地宗主国のイギリス,フランス系に加え,中国,ベトナム系移民も多く,おもにプランテーション経営と商業に従事する。主産物はコプラだが,近年観光が重要になっている。
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