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エンガディーン エンガディーンEngadin

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

エンガディーン
Engadin

スイス東部,グラウビュンデン州に属するイン川上流地域。州南端マローヤ峠近くの水源から東端のフィンスターミュンツまでを含み,延長約 100km。イン渓谷上流にはジルス,ジルバプラーナ,ザンクトモリッツなどの湖がある。流域の町や村はいずれも高所にあり,なかでもザンクトモリッツは標高約 1800mにある。住民の大部分はプロテスタントで,すたれつつあるがロマンシュ語を母国語としている。また,オーストリア国境近くではドイツ語カトリックが多く,南部ではイタリア語カトリックもいる。オーバー (高地) エンガディーンでは多少の野菜が栽培される程度であるが,ウンター (低地) エンガディーンでは穀物を含む農業が営まれている。森と谷と湖に恵まれたこの地方は絶好の景勝地で,高地は療養地,ウィンタースポーツの中心地,低地はシュクオルの鉱泉,スイス国立公園などでよく知られている。

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百科事典マイペディアの解説

エンガディーン

スイス南東部,イン川上流の谷。長さ95km。標高1000―1800m。アルプスの山群に囲まれ,湖沼があり,森林が豊か。乾燥した温和な気候。国立公園でサン・モリッツなど著名な観光保養地,冬季スポーツの中心地がある。

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世界大百科事典 第2版の解説

エンガディーン【Engadin】

スイス南東部グラウビュンデンのイン川上流沿いの細長い谷間地帯。スイス三大スキー・センターのひとつサン・モリッツがある上エンガディーンと,チロル地方につながる下エンガディーンに分かれる。中世以来ずっと貧しい地域であったが,鉄道の開通による観光化で豊かになった。しかし人口の流動の結果,この土地本来の言葉であるロマンシュ語はドイツ語に押されて,死語となる危機にさらされている。【森田 安一】

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