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オウギグモ オウギグモHyptiotes affinis

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

オウギグモ
Hyptiotes affinis

クモ綱クモ目ウズグモ科。体長 5mm。腹部には褐色の地に黄褐色,白色,黒褐色の斑紋がある。腹部中央部は隆起し,また前方は胸部背面の後半をおおう。山間の道端,低木の間などに,4本の縦糸と8~20本の横糸から成る三角形網を張る。その頂点から引かれた1本の糸の端に糸をたぐり寄せて静止し,獲物がかかると糸をはじき,再びたぐった糸を急に放して突進する。本州,四国,九州に分布する。和名は,扇形の網に由来する。 (→クモ類 )

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世界大百科事典 第2版の解説

オウギグモ【triangle spider】

ウズグモ科の褐色のつやつやしたクモ。樹木の枝や草間に扇子を半分広げたような三角形の網を張るのでこの名がある。本州,四国,九州に分布。林の中の比較的薄暗いところにすむためあまり人目にはつかない。体長5mm前後のずんぐりした体形で,網の端に脚を縮めて静止していると,ゴミがついているように見える。網は扇網(おうぎあみ)と呼ばれ縦糸4本,横糸10~20本からできている。クモは扇のかなめに当たる部分から引かれた1本の糸に静止し,第4脚でその糸をたぐっているので,網全体がクモのほうに引き寄せられた状態になっている。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

オウギグモ
おうぎぐも / 扇蜘蛛
triangle spider
[学]Hyptiotes affinis

節足動物門クモ形綱真正クモ目ウズグモ科に属するクモ。体長5ミリメートルほどの小さい褐色のクモで、低木の間の薄暗い所に扇をすこし開いたような形の網を張る。網は4本の縦糸と十数本の横糸からなる。クモは扇の要(かなめ)にあたるところに糸をたるませて止まる。この扇形(三角形)の網は、造網動作から円網の変形とみなされる。日本各地に普通に分布するが、小さいのでみつけにくい。[八木沼健夫]

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世界大百科事典内のオウギグモの言及

【クモ(蜘蛛)】より

…円形網はオニグモ,コガネグモ,アシナガグモなどの仲間が張る。扇状網はオウギグモで三角形である。棚状の網を張るタナグモ,クサグモは,その網が霧の濃いときなど銀色に輝いて美しい。…

※「オウギグモ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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