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オガタマノキ Michelia compressa (Maxim.) Sarg.

世界大百科事典 第2版の解説

オガタマノキ【Michelia compressa (Maxim.) Sarg.】

神社の境内によく植えられている常緑高木(イラスト)。榊(さかき)として古くから尊ばれ,招霊(おきたま)が転じてオガタマの名になったともいわれている。 オガタマノキ属は近縁のモクレン属(オオヤマレンゲコブシホオノキ等)と花は大変似ているが,腋生(えきせい)でめしべ群が柄を持ち,胚珠が4~18個であること等で容易に区別できる。オガタマノキはきれいな整形樹で高さ20m,胸高直径1.5mに達する。初春に葉腋に1個の花をつけ,強い芳香がある。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

オガタマノキ
おがたまのき
[学]Michelia compressa (Maxim.) Sarg.

モクレン科の常緑高木。高さ20メートルにもなる。和名は「招霊(おきたま)の木」が転じたともいわれ、古くから神社によく植えられる。葉は厚い革質で、長楕円(ちょうだえん)状倒卵形、長さ5~15センチメートル。花は早春に開き、花弁は白色で基部は紅紫色である。花が葉腋(ようえき)につくこと、1心皮からなる雌しべが開花期、果実期ともに基部まで離生することがモクレン属と異なる。種子は赤く、2~6個。種としては、房総半島以西の本州南西部、四国、九州、沖縄、台湾、フィリピンに分布している。トウオガタマ(カラタネオガタマ)M. figo (Lour.) Sprengelは中国原産で、日本でも庭木や生け垣としてよく植えられる。花は初夏に咲き、バナナに似た強い香りを放つ。[植田邦彦]

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