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オクターブの法則 オクターブのほうそくlaw of octaves

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

オクターブの法則
オクターブのほうそく
law of octaves

元素を原子量の順に並べると,8番目ごとに似た性質の元素が現れるという法則で,J. A. R.ニューランズが発見 (1864) した。発見当時は問題にされなかったが,次第に見直され,周期律の発見にまで発展した。

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百科事典マイペディアの解説

オクターブの法則【オクターブのほうそく】

元素を原子量の順に並べると8番目ごとに性質の似た元素が出現するという法則。音階律とも。1864年ニューランズの発見。元素周期律の先駆。
→関連項目音程

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

オクターブの法則
おくたーぶのほうそく
law of octaves

元素の性質の規則性に関する経験則。1865年イギリスのニューランズによってみいだされた。当時知られていた約60の元素を原子量の順に並べていくと、8番目ごとに性質のよく似た元素が繰り返し出現するという法則で、音階とよく似ているということから、このような名称でよばれた。周期律発見の歴史のなかでもとくに重要な一段階である。初め発表されたときはイギリスでまったく認められなかったが、ドイツのマイヤー、ロシアのメンデレーエフ周期表が発表されてから、その意義が認められ、高く評価されるようになった。[中原勝儼]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典内のオクターブの法則の言及

【周期律】より

…その後フランスのシャンクルトアAlexandre Émile Béguyer de Chancourtois(1819‐86)は,さらに新しい規則性,すなわち原子を原子量に従って配列していくと,よく似た性質の元素がほぼ等間隔に現れることを発見し,これに基づいて元素を円柱のまわりにらせん状に配列した独創的な図表〈地のらせんvis de terre〉を1862年に発表した(図1)。また,イギリスのJ.A.R.ニューランズは,元素を原子量の順に段階的に配列していくと,8番目ごとによく似た元素が現れ,これが音楽におけるオクターブに酷似しているという〈オクターブの法則law of octaves〉(〈ニューランズの法則〉ともいう)を1865年に発表した。これらは現在の周期律の最初のいとぐちをつかんだものであったが,あまりにも独創的な内容と新奇な表現のため,その価値を認められなかった。…

【ニューランズ】より

…1864年原子量の増加順に元素に番号をつけ,この順序数の導入によって従来の元素分類における原子量の算術級数的関係偏重を克服した。翌年当時既知の62の全元素を分類し,同族所属の類似元素の順序数の差が7ないしその倍数となることを指摘して,これを音楽の音階にちなんでオクターブの法則と仮に呼んだ。しかし無理な法則適用からくる元素位置の不備,未知元素のための空所欠如などに批判があって,発表当時は無視された。…

※「オクターブの法則」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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