オープンソース(読み)オープン ソース

ASCII.jpデジタル用語辞典の解説

オープンソース

ソフトウェアの設計図に当たるソースコードを無償で公開して、誰でも自由にそのソフトウェアを改良して、再配布できるようにすること。オープンソースの概念を推進する組織Open Source Initiative (OSI)では、オープンソースの定義として、①自由に再頒布できること、②ソースコードを入手できること、③ソフトウェアを変更、改良した派生物を頒布できること、④個人やグループを差別しないこと、などが定められている。代表例に、Linux OSなどがある。Linuxの場合、インターネットなどで取得し、対価を支払わずに利用できるなどの利点がある半面、商業利用を目的に改変した場合、改変部分の開示を求められることがある。また、GoogleはオープンソースOS「Google Chrome OS」を開発中で、2010年の完成が予定されている。

出典 ASCII.jpデジタル用語辞典ASCII.jpデジタル用語辞典について 情報

パソコンで困ったときに開く本の解説

オープンソース

プログラムの内容を無料で公開して誰もが自由に改良できるようにすることで、機能を増やしたり不具合を修正したりできるようにする取り組み方のひとつです。実際には厳密な定義があり、単に無料で配布して改良を許可するだけではオープンソースとはいえません。
⇨プログラム

出典 (株)朝日新聞出版発行「パソコンで困ったときに開く本パソコンで困ったときに開く本について 情報

百科事典マイペディアの解説

オープンソース

プログラム言語で書かれたもの(ソースコード)を公開し,決められたライセンスに基づいて再配布,改変することを認めたもの。オープンソースで作成されたソフトウェアをオープンソースソフトウェア(OSS)と呼ぶ。Linuxはオープンソースで改良が続けられ,その他にも多くのOSSが存在する。オープンソースを促進する組織としてOSI(Open Source Initiative)がある。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

IT用語がわかる辞典の解説

オープンソース【open source】

ソフトウェアの製作者が著作権を保持したままソースコードを無償で公開し、誰でも改良や再頒布が行える自由を認める概念。不特定多数の開発者が改良にかかわることでソフトウェアの機能・性能の向上が促進される。◇この概念に基づき開発・公開されたソフトウェアを「オープンソースソフトウェア」という。⇒オープンソースソフトウェア

出典 講談社IT用語がわかる辞典について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

オープンソース
open source

プログラムの具体的な表現であるソースコード(→ソースプログラム)を公開し,自由に改変することを認めるプログラムのあり方。フリーソフトウェア財団のユニックス用プログラム開発プロジェクトである GNUプロジェクト,リーナス・トーバルズオペレーティングシステム OSプロジェクトであるリナックスが好例。GPLなど添付されたライセンスにある条件下で改変,再頒布などが可能である。オープンソースは,ソフトウェアが万人のものであり,多くの人の知恵を集めた方が質の良いソフトウェアができるなどの哲学に基づいたものである。しかし商業化を否定するわけでもなく,新しいあり方として注目されている。(→フリーウェアフリーソフトウェア

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

オープンソース
おーぷんそーす
open source

ソースコード(source code)で書いたプログラムを無償公開し、世界のプログラマーに参加を促してコンピュータが実行できるソフトウェアを開発すること。得られたソフトはOSS(open source software)とよばれる。1991年にフィンランドの学生トーバルズLinus Benedict Torvalds(1969― )が開発したネットワーク用のオペレーティングシステム(OS)「Linux(リナックス)」のソースコードを、インターネット上で無償公開したのが最初。これを見ただれかが改良し、だれかがバグを見つけ、だれかがそれを修正する。5000から1万人もの世界の頭脳が参加して開発を進めた結果、安定性のよいネットワーク管理用サーバーOSに成長した。これに倣って、WWWサーバー用のApache(アパッチ)、ブラウザー用のCommunicator(コミュニケーター)5.0、Java(ジャバ)コンパイラーのJikes(ジークス)、メールソフト用のSecure Mailer(セキュアメーラー)などがオープンソース化された。ワープロや表計算のようなユーザーに近いアプリケーションには不向きで、有償化や企業化するには著作権や保証など未解決な問題もある。
 オープンソースのことばは、1998年にアメリカのネットスケープコミュニケーションズ社(のちにAOL社が買収)が、同社の製品の機能・品質向上とシェア回復のために名づけて採用し、普及させたものである。オープンソースの理念・運動は、コンピュータ業界だけでなく、製造やサービスなどの一般の企業、非営利組織、行政機関にもアメリカを中心に広がっている。[岩田倫典]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

KPI

KPIとはkey performance indicator の略で、企業目標の達成度を評価するための主要業績評価指標のことをいう。...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

オープンソースの関連情報