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カオシュン(高雄)市 カオシュンGaoxiong

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

カオシュン(高雄)〔市〕
カオシュン
Gaoxiong

タイワン (台湾) 南西部の都市。1979年中国国民党政府によりタイペイ (台北) 市に次いでタイワン省と同格の直轄市となった。旧名はターコウ (打狗) で,日本領時代に近似音の漢字をあてて高雄と命名された。タイワン最大の平野であるタイナン (台南) 平原の南部にある。港はタイワン(台湾)海峡に続く潟湖の湾口にあり,寒村にすぎなかったが,台湾府の置かれていたタイナン(台南)市の外港として同治2 (1863) 年開港場となった。光緒34 (1908) 年日本が港湾施設を整備し,大型船の入港が可能となったため,中国華南や東南アジアとの貿易の南玄関となった。中心市街地は港に接する潟湖の北東岸に湿地帯を埋め立てて造成された。南東は工業区で,潟湖に沿って大規模な火力発電所をはじめ鉄鋼,造船,セメント,肥料,製紙,アルミニウムなどの工場が集中。1965年には工業区に接する海岸を埋め立てて,外国企業の誘致と輸出の振興をはかるカオシュン輸出加工区が造成され,1970年には北部内陸にもナンツー (楠梓) 輸出加工区がつくられた。石油精製,電機,電子機器,繊維,皮革などの工場が立地する。港は数次にわたり拡張,改造され,10万t級の船が入港する。おもな輸出品はセメントその他の工業製品,砂糖,バナナ,パイナップル缶詰。タイペイ市との間は鉄道,南北高速道路で結ばれ,東海岸のタイトン (台東) 市とは南部横断道路で連絡。また南郊に国際空港がある。交通の便と広い後背地に支えられて商業も活発。北部のツオイン (左営) には海軍基地があり,北に続くカオシュン(高雄)県のカンシャン (岡山) にある空軍基地とともに要塞地区とされている。市街地を貫流するアイ (愛) 河両岸の緑地帯,近郊のショウシャン (寿山) 公園,春秋閣,チョンチン (澄清) 湖などの遊覧地がある。面積 154km2。人口 152万555 (2008推計) 。

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