カバリエ(英語表記)Cavalier, Jean

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

カバリエ
Cavalier, Jean

[生]1681.11.28. リボート
[没]1740.5.18. ロンドン近郊チェルシー
フランスのカミザール戦争 (1702~04) の指導者。ユグノーの牧師の子。国王ルイ 14世のユグノー弾圧に対し,1702年7月 24日,反乱を起し長期間山岳ゲリラ戦をもって抵抗した。 04年8月敗れてスイス,さらにイギリスに亡命し,アイルランドに引退した。しかし,35年イギリス軍に入り,38年ジャージー地方軍の副総督に任命され少将にまで昇進した。著書にダブリンで出版された『セベンヌ戦争の回想』 Memoirs of the Wars of the Cevennes (26) がある。

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大辞林 第三版の解説

カバリエ【cavalier】

騎士。転じて、紳士。
ダンスで、相手の男性。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

カバリエ
かばりえ
Montserrat Caball
(1933―2018)

スペインのソプラノ歌手。バルセロナ生まれ。バルセロナ音楽院に学び、1956年バーゼル市立歌劇場でデビュー。1958年ウィーン国立歌劇場、1960年ミラノ・スカラ座、1965年にはメトロポリタン歌劇場に登場、以来世界の第一級の歌劇場を舞台に活躍を続けた。ベッリーニ、ドニゼッティ、ベルディ、プッチーニなどのイタリア・オペラ、モーツァルトをレパートリーの中心としている。1975年(昭和50)急病のマリア・カラスの代役として初来日、『トスカ』を歌った。1992年バルセロナ・オリンピックの開会式ではほかのスペイン人歌手とともに登場、式典に花を添えた。彼女の声はなめらかさと力強さをもち、ピアニッシモでもやせない声質と技術に恵まれていた。[美山良夫]
『ピエール・マリア・パオレッティ著、南条年章訳『スカラ座の人』(1988・音楽之友社) ▽ヘレナ・マテオプーロス著、岡田好恵訳『ブラヴォー/ディーヴァ――オペラ歌手20人が語るその芸術と人生』(2000・アルファベータ) ▽Robert Pullen, Stephen Taylor:Montserrat Caball(1995, Northeastern University Press)』

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世界大百科事典内のカバリエの言及

【カミザールの乱】より

…1702年7月24日,予言者として信頼を集めていたマゼルとその一隊が,弾圧の中心人物シェーラ神父を暗殺,反乱が勃発する。ロランとカバリエに率いられた2000~2500人のゲリラ組織が,延べ2万5000人に上る国王軍に対抗し,27ヵ月にわたり一歩も譲らなかった。04年,総指揮官として派遣されたビラール元帥の謀略に陥り,カバリエは亡命,ロランは戦いに倒れ,同年10月ついに屈服する。…

※「カバリエ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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