カバー遺跡(読み)カバー

デジタル大辞泉 「カバー遺跡」の意味・読み・例文・類語

カバー(Kabah)

メキシコ東部、ユカタン州にあるマヤ文明遺跡ユカタン半島北西部、州都メリダの南約70キロメートルに位置する。この遺跡の北西約20キロメートルにあるウシュマル遺跡と同じく、プウク様式とよばれる複雑なモザイク装飾が見られる。遺跡に共通特徴が多く見られることから、カバーとウシュマルの二つの町は姉妹都市であったと考えられている。

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世界の観光地名がわかる事典 「カバー遺跡」の解説

カバーいせき【カバー遺跡】

メキシコユカタン州の州都メリダにある遺跡。850~900年に建設され、壁面を独特のモチーフで飾るプーク様式が特徴的である。特に、別名仮面神殿」の異名を持つコズポープの壁一面に施された雨神チャクの装飾は圧巻といわれる。雨の少ない地域で、人々がどれほど雨を望んでいたかがわかる。ほかに、石柱寺院凱旋門といわれているマヤの疑似アーチなども見逃せないといわれる。

出典 講談社世界の観光地名がわかる事典について 情報

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