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カラフトルリシジミ カラフトルリシジミVacciniina optilete

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

カラフトルリシジミ
Vacciniina optilete

鱗翅目シジミチョウ科。国の天然記念物に指定されている昆虫の一つ。前翅の開張幅 25mm内外。雄の翅表は明るい紫色で,雌では多少紫色がかるが,地味なくすんだ色彩である。翅の裏面は灰褐色がかり,ヤマトシジミに似るが,より明瞭な黒紋をそなえる。ユーラシア大陸や北アメリカの寒冷地にすみ,サハリン,日本にも分布を広げている。日本では北海道の高山にみられる。成虫は夏期に1回発生する。幼虫の食草クロマメノキガンコウランなど。

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百科事典マイペディアの解説

カラフトルリシジミ

鱗翅(りんし)目シジミチョウ科の1種。北海道中部および東部の高地に生息。幼虫はクロマメノキ,コケモモ,ガンコウランを食べる。国外ではユーラシア大陸北部に広く分布。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

カラフトルリシジミ
からふとるりしじみ / 樺太瑠璃小灰蝶
cranberry blue
[学]Vacciniina optilete

昆虫綱鱗翅(りんし)目シジミチョウ科に属するチョウ。ヨーロッパの北東部より東アジアの北部にわたるユーラシアの寒冷地に分布し、日本では北海道の特産種で、地域を定めず国の天然記念物に指定されている。北海道では高山チョウとして知られているが、1982年(昭和57)根室(ねむろ)の平地にも発生していることが発見された。日本の近隣地域では樺太(サハリン)、千島列島、朝鮮半島(北部山地)に分布する。年1回の発生で、7~8月に出現する。北海道で観察された食草はガンコウランおよびクロマメノキである。[白水 隆]

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世界大百科事典内のカラフトルリシジミの言及

【高山蝶】より

…ミヤマシロチョウ,ベニヒカゲ,タカネヒカゲを除く残り6種はヨーロッパまで分布しているもので,日本では遺存種と見なしうるものである。北海道ではウスバキチョウ,ダイセツタカネヒカゲ,アサヒヒョウモン,クモマベニヒカゲ,カラフトルリシジミの5種が高山チョウと呼ばれ,後の3種はヨーロッパにも産する。本州の高山チョウのうち,オオイチモンジ,コヒオドシ,ベニヒカゲは北海道では平地や低山地にも見られるので高山チョウ扱いはされない。…

※「カラフトルリシジミ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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