コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

カルシトニン calcitonin

翻訳|calcitonin

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

カルシトニン
calcitonin

チロカルシトニンともいう。 32個のアミノ酸から成るペプチドホルモンで,甲状腺から分泌される。分子量は 3604。構成するアミノ酸は種属によって異なるが,上皮小体ホルモンパラトルモンの作用と拮抗して,血清カルシウムおよびリン酸の低下を促進する。高カルシウム血症ページェット病骨粗鬆症などの治療に応用されている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

栄養・生化学辞典の解説

カルシトニン

 甲状腺が分泌するペプチドホルモンで,血漿のカルシウム濃度を低下させる活性をもつことから,骨のカルシウム損失を防ぐ作用がある.血漿カルシウム濃度が9mg/l以上になると濃度が上昇する.

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

大辞林 第三版の解説

カルシトニン【calcitonin】

甲状腺の濾胞間の結合組織から分泌されるホルモン。ポリペプチド。血液中のカルシウムやリン酸を低下させる作用をもち、パラトルモンと拮抗的に働いて血液中のカルシウム濃度を調節している。 → パラトルモン甲状腺

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

世界大百科事典内のカルシトニンの言及

【内分泌腺】より

…哺乳類ではC‐細胞といって,甲状腺の濾胞細胞の間あるいは濾胞間に散在するが,哺乳類以外の脊椎動物では1対あるいは1個となって存在する。ともにカルシトニンcalcitoninを分泌する。円口類には存在しない。…

【副甲状腺】より

…すなわち,骨からのCaやPなどの塩類の溶出を促進するとともに,腎臓でのビタミンD活性化の促進により腸管からのCaとPの吸収を増加し,さらに,腎尿細管でのCaの再吸収促進とPの再吸収抑制を行うのである。なお,このホルモンの分泌は,カルシウムイオンCa2+濃度低下により亢進するが,これと拮抗するものに,甲状腺濾胞傍細胞から分泌されるカルシトニンcalcitonin(チロカルシトニンともいい,32個のアミノ酸からなる)があり,これには血中Ca2+降下作用がある。
[副甲状腺の異常]
 副甲状腺の機能の異常によりCaとPの代謝異常が起こる。…

【ホルモン】より

…魚類には副甲状腺はない。(5)鰓後腺(さいこうせん)ホルモン カルシトニンともいわれる。哺乳類とサケやマスで一次構造が明らかにされている。…

※「カルシトニン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

カルシトニンの関連キーワードチロカルシトニン甲状腺ホルモン骨粗鬆症治療剤骨形成不全症甲状腺の検査カルシウム剤甲状腺がんホルモン剤国際単位内分泌腺破骨細胞甲状腺癌骨吸収燐酸りん

今日のキーワード

ムガベ大統領

1924年、英植民地の南ローデシア(現ジンバブエ)生まれ。解放闘争に参加し、80年にジンバブエを独立に導いた。同年から首相、87年から大統領として実権を握り続けた。2000年以降は白人農場主の農園を強...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android