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カレラ カレラCarrera, José Miguel

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

カレラ
Carrera, José Miguel

[生]1785.10.15. サンチアゴ
[没]1821.9.4. メンドサ
チリの政治家,独立運動の指導者。スペイン系貴族の家に生れ,スペインに遊学。ナポレオン1世によるスペイン侵略 (1808) に接し,反フランス運動に加わる。戦闘で負傷し,1811年チリの独立運動に加担するために帰国。同年 11月,フアン・ホセ,ルイスの兄弟とともにクーデターを起し三頭政府の最高指導者となった。軍隊の整備,財政の建直し,新聞の発行など多くの業績を上げたが,その独裁的支配は独立賛成派からも批判を浴びた。 13年軍の最高司令官に任命され,チリャンでスペイン王党派と抗戦したが勝利を収めるにいたらず,その責任を問われて辞職,実権を B.オヒギンスに譲った。 14年再びクーデターを起し,オヒギンスを追放したが,同年 10月ランカグアの戦いでスペイン軍に敗れ,メンドサ (アルゼンチン) に亡命した。その後ブエノスアイレスを経てアメリカに渡り,チリ解放のための資金獲得に成功,3隻の艦船を率いて 16年ブエノスアイレス市に戻ったが,アルゼンチン政府に逮捕され,モンテビデオに逃れた。 18年4月,2兄弟がメンドサで処刑されたことはカレラを激怒させ,チリとアルゼンチン政府への復讐を決意させた。ブエノスアイレス市と内陸部との抗争に介入して復讐の機会をうかがっていたが果せず,21年メンドサ州政府に逮捕され,兄弟と同じ場所で処刑された。

カレラ
Carrera, Rafael

[生]1814.10.24. グアテマラ
[没]1865.4.4. グアテマラ
グアテマラの政治家,独裁者。大統領をつとめた (在任 1844~48,54~65) 。満足な教育が受けられず,字が読めなかった。保守的な先住民 (インディオ) や教会の支持を背景に 1838年反乱を起し,40年権力を握った。これによって中央アメリカ連邦は完全に解体,47年グアテマラ共和国の独立を正式に宣言し,54年選挙制を廃止して,終身大統領となった。 59年にはイギリス領ホンジュラスの地位と境界を定める条約を締結。この条約の解釈はいまなお両国政府間の係争事項となっている。

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