イスラームの聖堂。メッカの大モスクのほぼ中央にある。黒い幕で覆われた高さ約15mの石造の立方形の建物で,東の角の下部に,黒石がはめこまれている。その歴史は非常に古く,アラブ多神教の神殿であったが,ムハンマドによってイスラームの聖堂とされた。ムスリムはカーバへのハッジ(巡礼)を義務づけられ,礼拝の際カーバに向かうが,この方向をキブラという。
出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報
出典 旺文社世界史事典 三訂版旺文社世界史事典 三訂版について 情報