ガスバーナー(英語表記)gas burner

翻訳|gas burner

デジタル大辞泉 「ガスバーナー」の意味・読み・例文・類語

ガス‐バーナー(gas burner)

ガス燃焼させて、熱源・光源とする装置ブンゼンバーナーなど。

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精選版 日本国語大辞典 「ガスバーナー」の意味・読み・例文・類語

ガス‐バーナー

  1. 〘 名詞 〙 ( [英語] gas burner ) 気体燃料空気混合して燃焼させ、熱源または光源とする装置。
    1. [初出の実例]「窓際にはガス・バーナーが四つ並び」(出典:時のうごき 1947(1948)〈中野重治〉家・家・家)

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改訂新版 世界大百科事典 「ガスバーナー」の意味・わかりやすい解説

ガスバーナー
gas burner

ガス燃料を効率よく燃焼させて,熱あるいは高温を取り出す装置。家庭用こんろに用いる小規模なものから,火力発電所のボイラーで用いられる大規模な工業用バーナーに至るまでさまざまな型式があるが,燃料と空気の混合のさせ方で,予混合型ガスバーナーと拡散型ガスバーナーの二つに大別される。予混合型は,燃料と空気をあらかじめ混合させてから燃焼を行わせる型式のもので,すすの発生のない高効率の燃焼が実現される反面火炎がバーナー内部に侵入する,いわゆる逆火の可能性がある。代表的なものとしては,化学実験などで用いるブンゼンバーナーBunsen burnerがある。これは,1855年ドイツのR.W.ブンゼンによって発明されたもので,図に示すように,燃料ガスが,小さなノズルから噴出し,周囲の空気を同伴して予混合気を形成し,バーナー管を上昇して先端で燃焼する型式のものである。ブンゼンバーナーの原理は,家庭用のガスこんろや瞬間湯沸器のバーナーなどに広く応用されている。ブンゼンバーナーを改良したものとして,メケルバーナーMéker burnerがある。1905年ドイツのG.メケルが考案したもので,ブンゼンバーナーに比べて,空気吸引量が大きく取れ,また逆火を防ぐためにバーナー先端に格子が組み込まれている。これらに対して拡散型は,燃料と空気を別々に燃焼器に送り,燃焼器内で主として渦による混合を行わせながら燃焼を進行させる型式のもので,予混合型に比べて,広い燃焼条件範囲で,安定な燃焼が実現されるため,工場で用いる実用的なバーナーは,大部分この型式である。代表的なものとしては,空気を旋回型式で送り込む旋回流バーナーがある。
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百科事典マイペディア 「ガスバーナー」の意味・わかりやすい解説

ガスバーナー

燃料ガスを効率的に燃焼させ,熱や高温を取り出す装置。実験室用のブンゼンバーナーや家庭用こんろなどの小規模なバーナーから,火力発電所のボイラーで用いられる工業用の大規模なバーナーまである。原理は1855年ドイツのR.W.ブンゼンが考案。燃料ガスをノズル(小孔)から勢いよく吹き出させて空気孔から一次空気を吸い込ませ,両者がよく混ざったところで点火し燃焼させる。この原理は,家庭用ガスこんろや瞬間湯沸器のバーナーなどに応用されている。これに対し,工業用の大規模で実用的なバーナーは,燃料ガスと空気を別々に燃焼器に送り,燃焼器内で渦状に混合させて燃焼を行う拡散型のものである。
→関連項目バーナー

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ガスバーナー」の意味・わかりやすい解説

ガスバーナー
がすばーなー
gas burner

ガスを燃焼させて熱源あるいは光源を得る装置。燃料ガスとしては、石炭ガス、液化石油ガス(プロパンガス)を用いるのが一般であるが、アセチレン、水素などを利用することもある。空気の供給法にも、自然吸入、加圧供給、酸素供給などの方式があって、用途に応じて適当な温度を得るように選択する必要がある。化学実験室ではおもにテクルバーナーが用いられている。

[岩本振武]

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食器・調理器具がわかる辞典 「ガスバーナー」の解説

ガスバーナー【gas burner】

ガスを燃焼させて光源または熱源とする装置。調理器具では、ガスこんろに組み込んだものや、手で持って料理や菓子に焦げ目をつけるのに用いるものがある。

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世界大百科事典(旧版)内のガスバーナーの言及

【バーナー】より

…燃料を安全に効率よく燃焼させて熱あるいは高温を得る装置。燃料の種類に応じて,ガス燃焼用のガスバーナー,灯油や重油など液体燃料の燃焼用のオイルバーナー,石炭燃焼用の微粉炭バーナーなどがある。また,燃料と空気の混合のさせ方で,予混合型バーナーと拡散型バーナーに分類される。…

※「ガスバーナー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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