ガソリン税(読み)ガソリンゼイ

デジタル大辞泉 「ガソリン税」の意味・読み・例文・類語

ガソリン‐ぜい【ガソリン税】

揮発油税地方揮発油税を合わせた通称。両税はまとめて申告・納付される国税で、課税物件ガソリンなど)・課税標準納税義務者などが同じ。道路特定財源だったが平成21年度(2009)から一般財源化された。→道路整備事業財政特別措置法

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精選版 日本国語大辞典 「ガソリン税」の意味・読み・例文・類語

ガソリン‐ぜい【ガソリン税】

  1. 〘 名詞 〙 揮発油税の通称。揮発油に課せられる国税で、税収は道路整備費として支出される。

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改訂新版 世界大百科事典 「ガソリン税」の意味・わかりやすい解説

ガソリン税 (ガソリンぜい)

いずれも揮発油に課する税である揮発油税と地方道路税とを総称して一般にガソリン税と呼ぶ。前者は国税,後者は国が課して地方に譲与する地方譲与税。ともに道路整備の財源に充てられるものであるが,前者は使途特定せず一般経費に充てる目的で課される普通税とされつつ,道路整備緊急措置法3条によりその税収の使途が財政上の措置として特定された特定財源とされている一方,後者は最初から特定の経費に充てる目的で課される目的税である点で相違する。
揮発油税 →地方道路税
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ガソリン税」の意味・わかりやすい解説

ガソリン税
ガソリンぜい

ガソリンに課せられる揮発油税と地方揮発油税の総称。ともに国税として徴収されるが,地方揮発油税は税収の全額が地方揮発油譲与税(→地方譲与税)として地方公共団体に譲与され,その一般会計にあてられる。かつては地方道路税といい道路整備のための目的税で,道路特定財源だったが,2009年の道路特定財源廃止に伴い地方揮発油税と名称変更,一般財源化された。揮発油税も 2009年まで道路整備緊急措置法により全額が道路整備にあてられていたが,今日では普通税であり一般会計に計上される。

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世界大百科事典(旧版)内のガソリン税の言及

【揮発油税】より

…揮発油税は,創設時は一般財源であったが,54年には〈道路整備の財源等に関する臨時措置法〉,58年には道路整備緊急措置法が制定され,1954年度以降は税収全額が国の道路整備費用に充てられる。なお揮発油に対しては,揮発油税のほかに地方道路税が課されており,揮発油税と地方道路税は併せて申告納付することとされている(両税を併せて一般にガソリン税と呼ぶ)。【浜本 英輔】。…

【地方道路税】より

…課税物件は揮発油税と同一の揮発油であり,課税関係の規定の大部分は揮発油税と同じである。このため,地方道路税と揮発油税を総称してガソリン税と呼ぶことがある。税率は揮発油1kl当り4400円(1993年12月から98年3月までの間は5200円)で,揮発油税と併せて徴収される。…

※「ガソリン税」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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