コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

キネ Edgar Quinet

2件 の用語解説(キネの意味・用語解説を検索)

世界大百科事典 第2版の解説

キネ【Edgar Quinet】

1803‐75
フランスの歴史家。パリ大学在学中ヘルダーの《歴史哲学》のフランス語訳(3巻)を出して認められ,ミシュレと知り合い一生の盟友となった。ハイデルベルク大学に学び,1828年にはフランス学士院の指名でギリシア調査団に加わり,帰国後《現代ギリシアと古代世界の関係について》(1830)等を著した。33年寓意詩《アースベリュス》を出したが,〈さまよえるユダヤ人〉に人類史を語らせるこの叙事詩は後にランボーにも影響をあたえた。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

キネ
きね
Edgar Quinet
(1803―1875)

フランスの歴史家、政治家。中流家庭に生まれ、プロテスタントの母の影響を強く受けた。ドイツ思想にひかれ、ハイデルベルクに赴き、ヘルダーの『人間史の哲学の諸理念』の仏訳を公刊(1827)、ヨーロッパ各地を旅行し、いくつかの文学作品を発表した。1836年帰国後、コレージュ・ド・フランスの教授となり(1842)、友人の歴史家ミシュレらとともにイエズス会や教皇至上主義批判の講義を行い、そのためギゾー内閣によって講義停止を命ぜられた。1848年の二月革命後、代議士として政界に進出したが、1851年のルイ・ナポレオンクーデターによって国外に亡命、ベルギースイスなどで文筆活動に従事した。論文『フランス史の哲学』(1855)、主著『革命』La Rvolution(1865)ではフランス史を自由のための闘い、フランス革命をその重要な表現としてとらえ、専制を鋭く批判している。1870年の帰国後は、国民議会の議員として、政治活動を再開した。[前川貞次郎]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

キネの関連キーワードギゾーコレージュテーヌトックビルパリ大学ミシュレルフェーブル歴史家フランスソワール谷岡武雄

今日のキーワード

トランスアジア航空

台湾・台北市に本拠を置く航空会社。中国語名は復興航空。1951年、台湾初の民間航空会社として設立。83年に台湾の国産実業グループに経営移管され、組織改編を実施した。92年に国際チャーター便の運航を始め...

続きを読む

コトバンク for iPhone

キネの関連情報