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キルト kilt

翻訳|kilt

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

キルト
kilt

スコットランド高地人の民族服。主として男子が着用するタータン地でつくった縦ひだのゆったりした膝丈の巻スカート。もとは1枚の格子布をウエストに巻いてスカート状にし,一方の端をプレード (肩掛け) 状にして着用していたが,17世紀にはスカートとプレードが分けられるようになった。この語は元来,スコットランド低地語やサクソン語で,短くする,体に縛るなどの意。

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百科事典マイペディアの解説

キルト

スコットランドの男子が用いたスカート状の衣服。タータンチェックの毛織物を用い,ウエストから膝までの長さで,深いひだをたたむ。前中央に装飾のため革袋を下げるが,これはもと食糧入れであった。タータンの色柄は家柄・階級を表した。現在でもスコットランドの軍服に採用されている。一般にも儀式や祭で着用されることがある。

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世界大百科事典 第2版の解説

キルト【kilt】

スコットランド北部のハイランド地方で用いられてきたケルト族男性の腰衣(ようい)。語源はオランダ語のkilte(装う,巻きこむ)。現代でも日常に,あるいは正装として着用され,スコットランドの軍服や警察官の制服としても知られる。膝の出る短い巻きスカート形式で,後ろに22本前後の深いひだがたたまれ,前はひだなしでエプロン部分とよばれ,右前に合わせて着用する。羊毛を材料とし,ケルト族の氏族制を象徴するタータンを必ず使用する。

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大辞林 第三版の解説

キルト【kilt】

スコットランドで男子が着用する格子縞じまのひだスカート風の民族衣装。

キルト【quilt】

キルティングした羽毛布団。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

キルト
きると
kilt

男子用膝丈(ひざたけ)の巻きスカート。イギリス、スコットランド北部のハイランド地方の民族衣装。それぞれの氏族(クランclan)を表すタータンtartan(多色格子縞(じま)のウール地)でつくられ、氏族の男子や軍人が着用する。元来は1枚の布を体に巻き、ベルトでウエストに固定し、膝丈のスカート部と背を覆う上衣部分として着装し(ブリーカン・フェイルbreacan-feile)、ハイソックス、スポランsporran(下げ革袋)などを組み合わせた。現代のキルトはスカート部だけとなり、腰骨のあたりでバックルで締める。今日では、スコットランドの男子、軍楽隊の服装として知られているほか、婦人、子供服の基本的なスカートとして広く着用されている。キルトは元来、スコットランドあるいはサクソン語で「短くする」「体に縛り付ける」の意。[深井晃子]

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世界大百科事典内のキルトの言及

【キルティング】より

…2枚の布の間に綿か芯をはさみ,布全体にステッチしたのをイングリッシュ・キルティングといい,図柄の輪郭を2本のステッチで縫い,裏から毛糸などを詰めるのがイタリアン・キルティング。表布にアップリケまたはパッチワークをし,綿か芯をはさみ裏布と3枚重ね,表の図柄にステッチしたのがアメリカン・キルティングまたはパッチワーク・キルトともいう。〈キルト〉という言葉は,14世紀ころにラテン語から出て,マットやクッションなどの詰め袋を意味した。…

※「キルト」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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