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クマイチゴ くまいちご

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

クマイチゴ
くまいちご / 熊苺
[学]Rubus crataegifolius Bunge

バラ科の落葉低木。高さ1、2メートル。茎は堅く、赤みを帯びた濃褐色で、全体に刺(とげ)がある。葉は単葉で広卵形ないし卵円形、長さ4~10センチメートル、3~5に浅裂ないし中裂し、縁(へり)に不規則に鋸歯(きょし)がある。初夏、新枝の先に径約1.5センチメートルの白色の5弁花を3~6個開く。集合果は球形で赤色に熟し、食べられる。地下茎で繁殖する。北海道北部を除く全土の低山地から亜高山帯にかけての荒れ地に生育し、中国、朝鮮半島、東シベリアにも分布する。刺や毛の状態、葉の大きさや形は非常に変化する。朝鮮では若い果実を強壮用に薬用とする。名は、クマが食べるイチゴからきたといわれる。造林地の主要な林床構成種である。[鳴橋直弘]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
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世界大百科事典内のクマイチゴの言及

【キイチゴ(木苺)】より

…花弁が暗赤色のベニバナイチゴR.vernus Fockeは,本州と北海道の高山に見られ,果実は赤く熟し,北アメリカのsalmonberryと最も似ている植物である。クマが食べるというクマイチゴR.crataegifolius Bunge(イラスト)は,全国いたる所の原野や山地に見られ,花弁は白色,果実は赤色である。茎は黒みを帯び,背が高く,クマのように頑強な植物である。…

※「クマイチゴ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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