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クロウタドリ Turdus merula; common blackbird

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

クロウタドリ
Turdus merula; common blackbird

スズメ目ツグミ科。全長 25cm。と眼のまわりの皮膚が黄色で,体のほかの部分は黒色。雌は全身褐色で,胸腹部に黒褐色の縦斑がある。アフリカ北端域,ヨーロッパのほぼ全域,中東から中国東部にかけて広く繁殖分布する。そのほかカナリア諸島マデイラ諸島アゾレス諸島など,大西洋外洋島々でも繁殖している。北部で繁殖する鳥は生息域の南部かそのやや南へ渡って越冬する。おもに低山から平地の林,公園や民家の庭などに生息し,雄の美しいさえずりとスマートな姿ゆえに,ヨーロッパでは特に親しまれている鳥の一種である。スウェーデン国鳥。日本には迷鳥としてまれに渡来する。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

クロウタドリ
くろうたどり / 黒歌鳥
blackbird
[学]Turdus merula

鳥綱スズメ目ヒタキ科ツグミ亜科の鳥。雄は嘴(くちばし)と目の周囲の細い輪が黄色のほかは全身が黒く、この英名ブラックバードがつけられた。日本に限り繁殖分布するクロツグミとは同属であるが別種。全長約25センチメートル。雌は全身褐色で、下面には縦斑(じゅうはん)がある。分布は広く、イギリス、ヨーロッパ大陸、アフリカの地中海沿岸から、東は中国南部まで及ぶ。ほとんど渡りをしない。都会の公園や浅い林に多く、雄の美声と相まって、ヨーロッパではもっとも親しまれている鳥の一つである。おもに地上で昆虫など小動物をとる。[竹下信雄]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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