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クードルーン

3件 の用語解説(クードルーンの意味・用語解説を検索)

百科事典マイペディアの解説

クードルーン

中世ドイツ英雄叙事詩。1230年―1240年ごろ成立。全3部。祖父ハーゲン,母ヒルデ,女主人公クードルーンを中心に恋争いと略奪結婚の主題を,北の海を舞台に描く。

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世界大百科事典 第2版の解説

クードルーン【Kudrun】

中世ドイツの英雄叙事詩。1220‐40年ころの成立。作者はバイエルンオーストリア出身の聖職者。この物語の唯一の写本は皇帝マクシミリアン1世が16世紀初頭に税関吏ハンスリートに筆写させた《アンブラス写本》である。物語はクードルーンの祖父の時代からの3世代にわたり,主人公クードルーンは,ヘルウィヒHerwigと婚約した後に,ノルマンディーの王子ハルトムートに誘拐されたが,その約束を13年間守りつづけ,ついにヘルウィヒに救い出される。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

クードルーン
くーどるーん
Kudrun

中世ドイツの英雄叙事詩。1230年ごろに成立。バイエルンあるいはオーストリア出身の詩人の作。16世紀初頭の「アンブラス写本」がこの叙事詩の唯一の写本である。ノルマンディーの王子ハルトムートに誘拐されたクードルーンは屈辱と忍耐の歳月を送ったのち、婚約者ヘルウィヒに救い出される。この叙事詩に影響を与えた『ニーベルンゲンの歌』(1205ころ)とは対照的に、ここでは徹底的復讐(ふくしゅう)は避けられ、結末は和睦(わぼく)的である。[古賀允洋]

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世界大百科事典内のクードルーンの言及

【ニーベルンゲンの歌】より

…前半はジークフリートの死が主題で,その素材は13世紀中葉にアイスランドで収集された歌謡エッダ,散文エッダ,《ボルスンガ・サガ》などにのこる古伝説である。後半はクリームヒルトKriemhild(クードルーン)の復讐が主題で,その素材は12世紀中葉にドナウ川流域で書かれたといわれるブルグント族滅亡の叙事詩である。 ネーデルラントの王子ジークフリートは,ブルグント王グンテルGuntherのブリュンヒルトBrynhild(ブリュンヒルデ,ブルンヒルデ)との結婚を〈隠れ蓑〉の力を用いて助け,代りにその妹クリームヒルトとの結婚を許される。…

※「クードルーン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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