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グライ層 グライそうgley horizon

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

グライ層
グライそう
gley horizon

G層と略記土壌断面でのグライ化作用のため還元状態となり,鉄分の還元した二価鉄 (第一鉄) による青灰色を呈する土壌層位。一般に地下水位の浅い土壌の下層にみられ,地下水位の変動とともにその位置は変る。

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デジタル大辞泉の解説

グライ‐そう【グライ層】

gley》低湿地などの地下にみられる、青灰色の土の層。地下水に浸されて酸素が欠乏するために鉄分が還元されて生じる。G層。

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大辞林 第三版の解説

グライそう【グライ層】

湿田などの土壌断面に見られる青灰ないし緑灰色の土層。常に地下水に満たされて酸素不足になり、無機化合物、特に鉄が還元されるために生ずる。 G 層。還元層。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

グライ層
ぐらいそう

地下水の影響で土壌層内の酸化鉄が還元して青灰色になった層。土壌層内にはたくさんのすきまがあり、雨水や融雪水あるいは河川の氾濫(はんらん)水はこのすきまを透過して地下水面まで達する間に、可溶性成分の分解と微細土粒の運搬作用を行っている。同時にすきまに侵入した空気は酸化作用を働き、それらの状況に応じて微生物の活動環境がつくられる。しかし、空気を欠く地下水面以下の部分では、酸化が抑制されて還元状態となり、とくに停滞水の中には水酸化第一鉄や硫化鉄などの亜酸化鉄化合物の沈殿がおこる。この沈殿物は停滞水中に沈積した粘土分と混合して、青灰色のグライ層とよばれる層をなす。普通は沖積地でも数メートル以上掘らないとこの層は現れないが、低湿地では地表下1メートル以内にグライ層が判別され、その場合は土壌断面にグライ層位となって現れる。
 水位の季節的変動に伴って還元状態と酸化状態が繰り返しおこる層位もでき、その部分には斑紋(はんもん)状や膜状の酸化鉄の赤褐色集積物が発現するので、これを斑鉄とよぶ。グライ層と斑鉄層は人為的に冠水と落水を行う水田耕作地の土壌にも生ずる。[浅海重夫]

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世界大百科事典内のグライ層の言及

【グライ土】より

…とくに土にふつう褐色の色を与えている酸化態の鉄Fe(III)は還元態の鉄Fe(II)に変わり,そのため土の色は青灰~緑灰色になる。還元状態の下で青灰~緑灰色をした土層をグライ層といい,グライ層が地表近くから出る土がグライ土である。 グライ土は地域的には北陸,東北,関東にひろく分布し,地形的には後背湿地,三角州,干拓地などの排水不良の低平地にひろく分布する。…

※「グライ層」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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