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グラマン Grumman

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大辞林 第三版の解説

グラマン【Grumman】

アメリカの航空機会社グラマン社が製造したアメリカ海軍の艦上戦闘機。第二次大戦中の海軍主力戦闘機。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

グラマン
グラマン

ノースロップ・グラマン」のページをご覧ください。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

グラマン
ぐらまん
Grumman

アメリカの航空宇宙企業。アメリカ海軍の艦上機を数多く製作し、一時は艦上戦闘機代名詞ともなった。1994年以降、ノースロップ社と合併してノースロップ・グラマン社となっている。[野木恵一]

艦上戦闘機の発展

グラマン社は、元海軍パイロットで技術者のリロイ・グラマンLeroy Randle Grumman(1895―1982)が、1929年に故郷ニューヨーク州ロング・アイランドにおこした会社である。グラマンら同社の創立メンバーは水上機のローニング社の元社員で、初期の仕事は水上機用の水陸両用フロート(浮き舟)の設計製作であった。このフロートには独特の機構の引き込み主脚がついており、1931年にはその機構を生かして、アメリカ海軍で最初の引き込み脚の複葉艦上戦闘機FF-1の製作を受注した。FF-1は27機が生産されて1933年に就役、今日まで続くグラマン艦上戦闘機の第一号となった。
 グラマンはF2F、F3Fと複葉艦上戦闘機を送り出し、1937年のF4F-2では複葉から単葉へと転換した。F4Fワイルドキャットのシリーズはアメリカが第二次世界大戦に参戦した当時の海軍の主力戦闘機で、速度と運動性では日本海軍の零戦(れいせん)(通称ゼロ戦)にとうてい及ばなかったが、頑丈さや防御力、数の優位を生かした集団戦法などで対抗した。
 参戦半年後の1942年6月に初飛行したF6Fヘルキャットは、2000馬力級エンジンをもつ大柄かつ強力な艦上戦闘機で、大戦後半の海軍の主力として合計1万2275機も生産された。また艦上攻撃機のTBFアベンジャーも空母の攻撃力の中心となった。[野木恵一]

第二次世界大戦後

戦後のジェット機時代になっても、グラマンはF9Fパンサー、F9F-6クーガーとネコ科の愛称をもつジェット戦闘機を送り出した。しかし、超音速のF11Fタイガーが1960年代初めに退役すると、アメリカ海軍の空母艦上からグラマン戦闘機はしばらく姿を消す。西側諸国への改良型スーパー・タイガーの売り込みも不調に終わり、日本では航空自衛隊の次期戦闘機F-X選定におけるロッキード社(F-104)との暗闘だけが記憶に残った。
 1960年代以降、グラマン社は宇宙開発や海洋開発、輸送車両などの分野にも手を広げて多角化を図ったものの、あまり成果をあげられなかった。ただ同社の担当した月着陸船Lunar Module(LM)のアポロ11号は、1969年7月に人類最初の月面着陸を成功させ、翌年4月のアポロ13号の事故でも宇宙飛行士3人を生還させるのに決定的な役割を果たした。
 グラマン艦上戦闘機の復活を告げたのは可変後退翼のF-14トムキャットである。1970年に初飛行したトムキャットは、当時としては画期的な多数目標同時追跡レーダーと長射程空対空ミサイルを装備し、空母の洋上防空の主役に返り咲いた。もっともグラマン戦闘機を欠いていた1960年代にも、同社製の早期警戒機WF-2、E-2ホークアイや、攻撃機のA-6イントルーダーは終始空母上に見ることができた。
 その後、1980年代以降グラマン社の規模では激化する技術開発競争には追随できず、栄光ある艦上戦闘機の流れもF-14をもって終わりを告げた。その結果、1994年には同じ中堅航空宇宙企業のノースロップ社に吸収合併されることになったが、グラマンの名は新社名のなかに残された。[野木恵一]
『アートボックス編『エアロ・ディテール17 グラマンF6Fヘルキャット』(1996・大日本絵画) ▽アートボックス編『エアロ・ディテール22 グラマンF4Fワイルドキャット』(1998・大日本絵画)』

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
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