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グリーナウェー

百科事典マイペディアの解説

グリーナウェー

英国の女性絵本作家。ロンドン生れ。19世紀後半の英国絵本界を代表する。ベストセラーとなった《窓の下で》(1878年)や《ケートの誕生日の本》(1880年)などで子どもの生活を描いた。英国の児童文学賞グリーナウェー・メダルは彼女にちなんだもの。

グリーナウェー

英国の映画監督。ロンドン生れ。画家を志し,1964年に初個展を開くが,ベルイマンの《第七の封印》を観て映画に転向。1965年より11年間,中央情報局でドキュメンタリーの編集に携わるかたわら,実験映画を制作。《The Falls》(1980年)で英アカデミー作品賞を受賞。《英国式庭園殺人事件》(1982年)以降劇場用映画に転じ,《ZOO》(1985年),《建築家の腹》(1987年),《数に溺れて》(1988年)などを発表,芸術全般にわたる該博な知識を背景とした絢爛かつ理知的な映像で評価を得る。ほかに《コックと泥棒,その妻と愛人》(1989年),シェークスピアの《テンペスト》を映像化した《プロスペローの本》(1991年),《ベイビー・オブ・マコン》(1993年),《ピーター・グリーナウェーの枕草子》(1996年)などがある。美術展の企画・構成も手がけている。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

世界大百科事典 第2版の解説

グリーナウェー【Kate Greenaway】

1846‐1901
イギリスの絵本作家。父は有名な彩色木版製作者エバンズE.Evansと親しい木版作家だった。10代で早くも画才を発揮し,自作の絵と文章で構成した愛らしい絵本《窓の下で》(1878)をエバンズの製作で刊行,初版10万部を売りつくすベストセラーとなった。彼女の彩色挿絵に描かれる少女たちは,フリルとリボンに飾られた服とボンネットを着けていたため,この18世紀末の上品な子ども服が彼女の絵本とともに大流行したという。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

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