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封印 フウイン

デジタル大辞泉の解説

ふう‐いん【封印】

[名](スル)
封をした証拠として印を押したり証紙をはったりすること。また、その印や証紙。「書類を入れて封印する」
(比喩的に)人目につかないように隠すこと。それまであった物事や言動を、表に出さないようにすること。「得意技を封印する」「封印された過去」
公務員が法律の規定に基づき、有体動産の現状の変更を禁止するため、その物の上に印章を押した標識を施すこと。また、その標識。

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世界大百科事典 第2版の解説

ふういん【封印 seal】

一般に,物が無断で開かれたり,扱われたりすることを禁じるために,封じ目に印を押すこと,またその印章自体をいい,鈐印(けんいん),封判とも称される。秘匿されるべき内容をもつ書状や,契約書,宣誓書などの重要文書に用いられることが多く,しばしば呪術的・象徴的な意匠の図形,あるいは神名や王名を刻んだ印章が,粘土(封泥)や蠟(封蠟),まれに金属に押されて封じられる。広義には結界を設定するための儀礼と関連する慣習と解されよう。

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大辞林 第三版の解説

ふういん【封印】

( 名 ) スル
その物の使用や開閉を禁ずるために、封じ目に印を押したり証紙を貼りつけること。また、その印や証紙。 「遺言状に-する」
〘法〙 公務員が、有体動産に対して、その現状の変更を禁止する処分として職印を押した標識を施すこと。また、その標識。

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世界大百科事典内の封印の言及

【封】より

…この空間は,文書の封のように物理的に設定されたものもあれば,たとえば地震鯰を封じこめるために鹿島神宮の要石によって作られたそれのように,呪術的に設定されたものもあった。文書の場合,現在の封筒のようにして作られた空間の封じ目に,〆や封などのしるしを印判や手書きで加えることによって封が完成するが,このしるし自体に空間を守る呪力がそなわっており,したがって封印で守られる空間も単なる物理的なそれではないと意識されていたところに,前近代の封の特質がある。文書の封のもっとも簡単なものは,何個もの押印によってすき間なく字面をおおうことにより,文字の改変を防いだ,律令制における公文書の例がある。…

【封泥】より

…中国古代において,文書や貨物を入れた袋,箱などを封印するために,かけた紐や検という木簡に着けた粘土。後世の封蠟に当たる。…

※「封印」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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