銀河の分布に密度の高い部分があり、それが壁のように広がっていることをいう。銀河からの光を観測すれば、そのドップラー効果による赤方偏移から銀河の後退する速度が決定でき、したがって銀河までの距離を推測できる。アメリカのハーバード大スミソニアン天体物理学センターの研究グループがこの方法で約1万個の銀河の位置を決定したところ、長さ6億5000万光年、高さ1億6000万光年、厚さ1600万光年の銀河による「壁」が見つかった。ここに含まれる質量は太陽の1016倍にも相当する。このような大規模構造を説明できる理論はまだ発見されておらず、今日の宇宙論に深刻な問題を投げかけている。
[広瀬立成]
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