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ケシク kesik

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世界大百科事典 第2版の解説

ケシク【kesik】

モンゴル帝国の元朝時代,君主,王族の宮廷,幕営を昼夜護衛した親衛部隊のこと。〈番士〉と訳されることもある。語義については,(1)〈恩寵〉を意味するモンゴル語kesikに〈~をもつ〉の意の語尾‐teiが付き,〈恩寵を有する者〉の意味で君主に近侍する親衛隊をkesikteiと呼んだ,(2)〈順番・当班〉を意味する古代トルコ語kezigの借用,の二つの解釈がある。しかし当時の文献では怯薛(ケシク),怯薛歹(ケシクテイ)(あるいは怯薛丹(ケシクタン))の両方の形が確認され,簡単に決められない。

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All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

世界大百科事典内のケシクの言及

【元】より


【制度】
 初期モンゴル帝国の統治機構は多分に粗放なものだったから,それを具体化した官制もきわめて簡単である。中央政府としては,ハーンのオルドに近侍するケシク(宿衛)の隊長がのちの枢密院使(軍政長官)と宰相とを兼任するほか,別に司法長官に相当するジャルグチ(断事官)が加わって構成されるだけであった。地方官制も太祖元年(1206)の制定にかかる千戸制(88功臣をもって95の千戸が任命された)に基づいて,これまた軍民兼領の千戸長Mingghan・百戸長Jaghunがモンゴル系・トルコ系遊牧民の統治を担当するものだった。…

※「ケシク」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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