デジタル大辞泉
「ケフェウス型変光星」の意味・読み・例文・類語
ケフェウスがた‐へんこうせい〔‐ヘンクワウセイ〕【ケフェウス型変光星】
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「ケフェウス型変光星」の意味・読み・例文・類語
ケフェウスがた‐へんこうせい‥ヘンクヮウセイ【ケフェウス型変光星】
- 〘 名詞 〙 ( ケフェウスは[ラテン語] Cepheus ) 内因的変光星の一種。周期は二~四〇日の短周期型。変光の振幅は〇・二~一・五等、スペクトル型はF6~K2の超巨星。ケフェウス座のδ(デルタ)星はこの型の代表例。
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ケフェウス型変光星
ケフェウスがたへんこうせい
Cepheid variable
周期 1~50日で明るさが規則的に変化する一群の変光星。ケフェウス座δ星型変光星,セファイド,ケフェイドとも呼ばれる。変光の範囲は 1等級程度。最も明るいときは F型,暗いときは G型(太陽程度)のスペクトルを示す。この型の星の変光周期は,絶対光度に比例する。そこで,星団や銀河の距離を決めるのに利用される。この型の代表がケフェウス座δ星で,1784年ジョン・グッドリックがその変光に気づいた。周期と光度の比例関係を発見したのはヘンリエッタ・スワン・リービットで,1912年に研究発表した。この型の変光星のうち,周期が 1日以下のものをこと座RR型変光星と呼び,周期にかかわらず光度が一定で,やはり距離決定に使われる。通常のケフェウス型変光星は種族I,こと座RR型変光星は種族IIと分類される。
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「ケフェウス型変光星」の意味・わかりやすい解説
ケフェウス型変光星【ケフェウスがたへんこうせい】
ケフェイド,セファイド,ケフェウス座δ型変光星とも。変光星の一種で周期約1〜50日で光度が急増と緩減を繰り返し,変光の範囲は1等級内外。恒星自体の脈動が変光原因。1912年リービットが周期と絶対等級の間の関係を発見,後者と見かけの等級の比較から恒星の距離を決定する方法が確立された。ケフェウス座δ星が代表的なためこの名がついた。
→関連項目ケフェウス座|シャプリー|種族(恒星)|変光星
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世界大百科事典(旧版)内のケフェウス型変光星の言及
【ケフェウス座】より
…α星は光度2.4等,A7型の変光星でアルデラミン(右腕)の名がある。δ星は光度3.48~4.34等,周期5.366341日の変光星で,脈動変光星としていわゆるケフェイド(ケフェウス型変光星)の代表星である。近接した青色の伴星は周期0.46458日の分光連星である。…
※「ケフェウス型変光星」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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