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ケラワック

百科事典マイペディアの解説

ケラワック

米国の作家。ギンズバーグらと交わり,ビート世代を代表。小説《路上にて》(1957年),《禅ヒッピー》(1958年),《地下街の人びと》(1958年)などで物質主義に背を向け,東洋哲学に傾斜する現代の若者を描いた。
→関連項目フランク

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世界大百科事典 第2版の解説

ケラワック【Jack Kerouac】

1922‐69
アメリカの作家。マサチューセッツ州に生まれ,コロンビア大学に学んだが,在学中に詩人A.ギンズバーグなどと知り合い,やがてビート世代の文学の代表的な小説家として注目されるようになった。第2次大戦後の非人間的な管理社会に生理的に反発し,自然発生的・感覚的な秩序のない文体を意識的に用いて,瞬間的な自我の充足と宗教的な意味での悟りをつかみ,至福への道を探ろうとした。代表作《放浪》(1957)は,アメリカ中を気のおもむくままにドライブしてまわる2人の男を主人公にしたピカレスク風の小説で,物質文明に背を向けて東洋哲学に傾倒していく若者を描いた《ダルマ行者たち》(1958)と対をなすものである。

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世界大百科事典内のケラワックの言及

【ミシシッピ[川]】より

…【岡田 泰男】
[文学とミシシッピ川]
 アメリカ中央を流れる大河ミシシッピは,交通の要路としてアメリカ人の生活に深くかかわっているだけでなく,巨大な国アメリカを象徴する大自然として文学者にも大きな影響を及ぼしてきた。シャーウッド・アンダーソンはこの川を〈アメリカ大陸の心臓部から流れ出る大動脈〉と称し,ジャック・ケラワックも,放浪中,その岸辺に行きついたとき〈わが愛するミシシッピ川〉と呼びかけた。そのほか,文学作品に描かれたミシシッピ川は枚挙にいとまがないほどである。…

※「ケラワック」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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